9月になります
8月はいろいろ、イベントが多い。
これは、ふつうなのですが、9月もいろいろあります。
■ミステリ系
8/31
深川怪談
9/1
<幻想文学講義>
国書刊行会 刊行記念トークショウ
9/7(金)
山口雅也ミニトーク&サイン会
9/8(土)
小鷹信光氏「『マルタの鷹』改訳決定版刊行記念講演会/翻訳という仕事」
9/18
東雅夫+風間賢二「幻想文学」の時代 『幻想文学講義』刊行+国書刊行会40周年フェア記念トーク 池袋ジュンク
■SF系
2012年9月2日 日曜日 午後6時15分〜8時15分
SF乱学講座2012年9月秋の読書会
課題図書 小川一水「青い星まで飛んでいけ」 (ハヤカワ文庫JA)
野尻抱介「南極点のピアピア動画」 (ハヤカワ文庫JA)
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/5302/
9/2(日)
「冲方サミット トークイベント」
9月3日
蔦屋代官山にて
要予約ショーン・タンスケッチ集『鳥の王さま』刊行記念
岸本佐知子ミニトークとサイン会
9月15日(土)午後2時〜5時
SFファン交流会
テーマ:SF読書サロン 第一回[テーマ:「食」]
SFファン交流会公式サイト|TOP
9月19日(水)
竹本健治 @takemootoo 宮内悠介とのトークライブ
会場はLive Wire「ビリビリ酒場」 http://go-livewire.com/ 入場料前売り1500円当日2000円。飲食代別途。19:00開場19:30開演。その後、誕生日パーティも別料金であるそう。進行は福井健太君。
不明
[ AtoZ読書会]
ツイッターによると、『屍者の帝国』
http://www9.atwiki.jp/a-to-z/
■アメコミ・バンドデシネ
8/30(木)19:30〜
「納涼!アメコミ映画ジャンボリー!」
本当に面白いアメコミ映画はどれなんだ!マンガ映画の酸いも甘いも噛み分けたいい大人が大激論!出演⇒てらさわホーク、柳下毅一郎、高橋ヨシキ 司会⇒多田遠志
9/8日土曜日
『アベンジャーズ支援トークショー&アメコミnight! Vol.6』
不明
BD研究会
月1回程度の開催
■科学
08/31 FRI
松浦晋也
「これからの自転車の話をしよう」
■ゲーム
9/23
コンサート『PRESS START』
ワンフェス
おや。
画像がまとめてアップできるようになってる気がしますね。
それとも、前からだったのかな。
ワンフェス2012の夏でございます。
ナディアは撫荒版で、ちゃんと前ばりつきでした。
ちょっと前にTLで話題になってました。
そういえば、NHKでナディアやってるから、もっと反応があるかと思ったんですけど、そうでもなく。
欲しかった機動歩兵やGAは売り切れでした。前者は結構早くに売り切れたみたい。カタログはあまり読み込んでなかったので見落としもあると思います。
ラグランジェが多く見られましたが、どうしてもポーズに似通った物が多く・・・。
お会いした方、みなが年をとって疲れたのであまり回れてない などとおっしゃってましたが、いや、あれだけ暑かったのですから、仕方がないと思います。
エースコンバット3の架空戦闘機を出してたところが複数あったのもありがたい。購入できませんでしたが、デルフィナスを考えてるところもあるみたいなので、期待したい。
企業の方は、ちょっと池澤春菜氏を見に、電撃を見に行ったり、本物のロボットを見たりしたくらい。
そういえば、ジョジョ アニメのプロモーションも見ました。
初代が「サンライトイエローオーバードライブッ!」と殴りかかる絵が見られるだけだったんですが、自分の好みとは微妙にずれていて気になります。
最近の映画で、ヒロインの部屋に早川青背が並んでいるシーンが入ってるものがあったとか。それが奇妙だ と指摘するのをどこかで読みました。
どこで読んだのかしら。
どうも時代と、ラインナップがあわないということだったらしいのですけど。
池澤氏の推薦図書はディレイニーが2冊。意外なのが高河ゆんの本。私も好きでしたけど、SFファンが好きになる要素が入ってるんでしょうか。あとはお父様の『星の王子様』などなど。
ネットで見たときから気になってたのが『ニューロマンサー』。背のタグ(?)が黒でなく、水色でした。見てみたら、8刷りでした。
『ノヴァ』は氏のコメントによると、池澤夏樹氏も翻訳に協力しているのだとか。
ほほう。
本に直接、コメントが貼られていた(メモをマスキングテープで貼り付けてる)とは知りませんでした。
興味のある人には と、言いたいところですが、昨日までのイベントだったそうです。
あれ?
そういえば、ホームズを確認するのを忘れてました。
置いてあったかな・・・。
アメイジング・スパイダーマン
吹替版、3Dで見ました。
画面が暗くなるので、ときどき眼鏡を外してみてましたが、あまり問題ありません。2Dで充分です。
吹替は、ときどき違和感のある吹替が混ざってきました。例えば、アナウンスであるとか、窓口のお姉さんとか、話しかけてくる女の子とか。
ピーターくんは、もちろんしっかりしてるのですが、ばりばりのアクションにセリフを被せるので、これも少し気になりました。
さて本編。
ぱっとしません。
どうしたって、サム・ライミ版と比べてしまうのですよー。
柳下毅一郎氏がおっしゃってた「オリジン(誕生エピソード)は要らない」というのを思い出したりします。
スパイダーマンらしさというのは、よく出ています。
どんなピンチでも軽口を叩きながら、天上も床も区別なしに縦横無尽の華麗なアクションをしてました。あと、スパイダーマンの能力に、腕力が強い というのがあるのですが、かなり頻繁に出てきました。
また、原作に準じて、ウェブは装置に戻りました。これの使い方はアイディア満載で見てて飽きません。
良くないのは、やはり、プロット。
つなぎ方もなんか妙なところがあります。
スタン・リーの出てくるシーンなんかがもっともそうです。
以前、デアデビルでもやらかしてるミスなので、余計気になったのですが、瀕死の重傷(みんなに助けられるあたり)だったはずなのに、クライマックスになったらばんばん飛び回ってる とか、そういうミスが・・・。
さっきまで、ぎりぎりだったくせにキングピンの前になると俄然、元気になってアクションを繰り返すというあれです・・・。
繰り返しますが、内容は、ちゃんとスパイダーマンになってると思います。
ヒーロー物で、問題になるのは、「正義の味方」の位置づけ。気をつけないと、正義の味方ではなく、単なる悪人にとっての敵というだけになっちゃう。
今回は、この「悪人にとっての敵」という要素が多くて、あまり正義の味方ではありませんでした。これが、パッとしないな という印象につながってます。
最後の最後になって、ようやくリザードマンが市民の敵である という状態になるのですが、あまりに遅すぎますし、そこに至るまでは「ちょっと町中で暴れただけの怪人」でしかありません(誕生秘話をやっているのでどうしても、そこまでたどり着くのに時間がかかってしまう)。
そこら辺で、ちょっとせこいというか、みみっちい話に見えてしまうのであります。
スパイダーマン2なんかは、この問題を一番うまく処理してて、市民全員が脅かされていることが割と早めに提示されますし、スパイダーマンが市民の味方であることにも納得がいきます。
新スパイダーマンは、そこら辺が納得のいかないところ。みんながスパイダーマンを助けようと、やっきになる2と同じような展開があるのですが、そこまでしてあげたくなるようなエピソードが足りないので、唐突な感じがします。
エピソードのほっとかれ方も多くて、続編で処理するつもりなのかも知れませんが、なんだかすっきりしません。
サム・ライミ版が石ノ森風ヒーロージャンルのスパイダーマンだったのに対して、もっと個人的なヒーローになってます。世界のために闘う のではない。
家族や恋人や、もっといえば自分自身のために闘ってる。
そのせいで、傷ついたりもしてるのですが、力に責任が伴うんじゃないのか、おじさんのことはどうしたんだというのが、念頭にあるし、サム・ライミ版はそこがきれいだったので、あのラブラブな展開を見てると、自業自得じゃん と思えたりします。
あんまり、同情できない。
感情移入できない。
リア充死すべし。
で、ありますよ。
そして、絵の具の缶倒され少女は、たいへんステキでした。
アメイジング・スパイダーマン
シムラー【単語】:物事に熱中しやすく、注意力がおろそかな人のこと。名前と同頻度で「うしろうしろー」と声をかけられる。対義語はゴルガー。
ビブリオバトルは進化!
ユーストリーム中継があったので、顔を隠すのに、Tさんから、サングラスを借りたのですが、かけてみると意外にストレスがあって、しゃべりづらい。
結局、素顔で語ることにしました。
ジャンケンに負けたので、トークはラストになりました。
1)カズさん
2)V林田さん
3)あらま草さん
4)u−kiさん
5)えんじ
このような順番でした。
この中で、u−kiさんはほとんど面識がないのですが、『サターン・デッドヒート』『戦闘マシーンソロ』が好きで、軽妙なトークに定評があるのは知っていました。「あの人のSF紹介は面白い」という話が、うわさになるくらいですから、相当のものです。一番の強敵だと思っていました。
で、実際に話してみると、明らかにものが違う。
準備不足だとおっしゃってましたが、これは、それで戦えるスタイルがすでに身についているのだと推察。
バトルが始まってみると、危惧したとおりでした。
見た目よりは緊張しているようでしたが、かなりハイレベルのトークで、笑いをとる と、興味をひく を高レベルでやっていました。
SFビブリオバトルに参加 - u-kiのwebスティッキーズ
ここに、その内容が紹介されています。
さて・・・。
私の場合は・・・。
えんじです。
今回は「進化」がテーマということで、王道『2001年宇宙の旅』のコミカライズ版を持ってきました。
これは、当時、マーヴル社が出版したもので、ジャック・カービーが手がけています。
ジャック・カービーを知ってる人は?
(30人くらいの内、2,3人)
カービーはアメコミの神様といわれる人で、キングとも称される人です。
X−MEN、ファンタスティック・フォー、スパイダーマンなどいまでもアメコミを代表するようなキャラクタは、全部 この人が作ったのです。
つまり、その実力を買われて、この本を担当することになったのですね。
内容は、ほぼ映画そのままです。
こう 薄い本なのですが、あの映画がまるまる1本、そのまま入っています。
HAL9000を解体するシーンなども入っています。そこは主人公の独白なども漫画というメディアの特性上、かなりたくさん書き込まれていて、判りやすくなっています。
さて、この本には続編があります。
『2010年』ではありません。
それが、こちらになります。
ちゃんとライセンシーをとったオリジナルの続編です。
たくさんありますが、第1巻は・・・石器時代の人が最初出てきて、後半舞台が宇宙になって、スターチャイルドになって終わり。
第2巻は、古代に女王がいて、舞台が移ってスターチャイルドになって終わり。
3巻は、いろいろあって、スターチャイルドになって終わり。
中には、スターチャイルドにならなかったケースもありますが・・・。
面白いのはスターチャイルドのその後を描いているところです。
原作では、確か 核兵器を無力化したくらいのトコですが、別文明を訪れ、その行く末を見守ったりするなど、SF的解釈が盛り込まれています。
さて、話が続いていくと今度は、人工知能の計画が始まります。
8巻からの展開がそれで、父から・・・つまり、開発者の博士から人間の顔の形のマスクをプレゼントされたロボットというのが出てきます。
X−51という計画なのですが、マスクを奪われたロボットは暴れて軍に捕まってしまいます。
そこに現れるのがモノリスで、モノリスから力を与えられたロボット、マシンマンというのですが、マシンマンは軍を脱走します。
このあとももう1回だけ、モノリスからの助力があり、ここで『2001年宇宙の旅』は全10巻で終わります。
が、マシンマンの活躍は続きます。
マシンマン という新しいタイトルが発行され、こちらではマシンマンの活躍が見れるようになります。
10号くらいで終わって、ジャック・カービーのマーヴルでの仕事はこれで最後になります。
ですが、このあともマシンマンは活躍して後には、ハルクやスパイダーマンとも共闘するようになっていきます。
こないだ、日本でも翻訳が出た『マーヴル・ゾンビーズ』というのがありますが、こちらはあくまで並行世界、パラレルワールドの話です。
ですが、マシンマンはそのままでスパイダーマンなどに出ています。
つまり。
『2001年宇宙の旅』はそのまま、いまのマーヴルワールドにつながってるんですよ! モノリスの影響のおかげで成り立ってる部分があるンスよ!
さっきの『マーヴル・ゾンビーズ』の話ですが、こっちはゾンビになったキャプテン・アメリカやらスパイダーマンやらがシルバーサーファーやら、ギャラクタスなどを食い散らかし、地球に食べ物がなくなって、今度は、宇宙を食い散らかしに出る というものですが、邦訳は出てないものの続編があって、03ではマシンマンが活躍しています。
我々の、というか本流の世界に、ゾンビがはびこらないよう活躍するんです。ここらへんはロボットならではですね。
ちなみに05では、ハワード・ザ・ダックとも組んでいます。
キューブリック由来のキャラクタと、ジョージ・ルーカスが映画にしたキャラの共闘が見られるんです・・・
というのが、書いてあるのが、こちらの同人誌『2001年から来た男』です。
SF大会やコミケで販売されています。
ご静聴ありがとうございました。
「ええー! 紹介本はそっちなの?」「そです。同人誌です」
なんてなやりとりも。
質疑応答にも。
「モノリスはどんな能力を与えたんでしょうか」
はっきりとは描かれませんが、おそらく知性の上昇とパワーアップです。
「クラークは知ってたんでしょうか」
ライセンシーは正式なものですが、たぶん、知らなかったんじゃないでしょうか。マシンマンのオリジンに当たるものですが、単行本化もされてないのは、いまではいろいろ難しいからでしょう。本国でも相当、入手が困難なようです。
あ、でも、モノリスのアクションフィギュアというのはありますよ。
「星雲仮面との関係は」
いわれると思いました(笑)。
関係ありません。
「マシンマンは、いまでも活躍しているのでしょうか」
はい。
マーヴルの中では、非常に重要な位置づけのキャラクタで、いまでも活躍しています。
最近は、超人ハルクとは違う、レッドハルクというのがいるのですが、これのサポートキャラクタとして活躍しています。
こんな感じでしょうか。
抜けがありましたら、ご指摘ください。
っと。
ひとつ忘れていました。
・・・と、友達が言ってたんです。
もひとつ。
同人誌の作者であるアメコマー菅野さんのサイトはこちら。
chromeでは、ちゃんと見れなかったんですが、firefoxは大丈夫でした。
http://www.geocities.jp/sleepwalkerweb/
ビブリオの準備
アメコマー菅野さんのご厚意で、関連書籍をまるまる一式、お貸し頂けることになりました。そうなると、ますます本気でいかなければいけません。
本は借りれることになったので、先行してトークの中身を決めていくことにしました。
何回か、話してみて気がついたことがあります。
本の特徴をあげていくのは、羅列になりがちで、退屈してしまいます。
また、5分でトークする場合、ある程度練習してても、つまってしまったり、話を忘れることがあります。特に、つまってしまうと、そこで簡単に5秒削れてしまいます。
かといって、丸暗記は難しいし、その場合は、今度は棒読みになってしまい、躍動感を失う危険性もあります。
思い出したのが記憶術の本。
成年以上になると丸暗記が難しくなります。代わりに意味記憶の能力が発達し、関連づけた記憶やストーリー・エピソード絡みの事象は忘れがたくなります。
ここから、以下のように方針を定めました。
・トークそのものに起承転結を盛り込む
・退屈させないよう、「事件」と「解決」を連続させる
2,3回試してみて、だいたい目処がつきました。
今振り返ると、まず、文章に起こして、それから試すのが効率が良かったようです。いきなりトークする方にこだわってしまったのは、失敗だったと思います。
ビブリオバトル
だいたいコンセプトが固まりました。
ルールを再確認してみました。
本が1冊のみとは書かれていません。
絶版本などはOKか? 直接、確認したところ問題ないとのこと。
もうひとつ、気になるところがありましたが、そこはあえて確認をとらず、
「本を使って紹介する」としか、書いてないぞ!
と突っぱねることにしてコンセプトを固めました。これはスライドとかホワイトボードなぞ使わず ということで、採用された文言だと思うのですが、逆手にとることにしました。
さて、問題は、本をどうやって入手するかです・・・が、日本人でもこれを持っている人は10人に満たないでしょう。
実は、私の考えでは、この『2001年宇宙の旅』そのものを入手する必要はありませんが、あれば大変楽になります。
で、アメコマー管野さんに連絡を取り、関連書籍を購入できないか聞いてみました。