海外ミステリを読まなくなって
ちょっと前に海外ミステリの不振と、どうして読まなくなったのかの自己分析文章をどこかで見かけました。
わたしも、ちょっと考えてみたのですが、自分が考えるこれぞミステリという王道ミステリが減っていって、かつドラマの方が優れている場合が多くなったせいだと、思ってます。
例えば、自分が考える王道ミステリというのは、『黒後家蜘蛛の…』ようなタイプ。
エルキンズもいいんですが、ちょっと本道から外れていくような感じ。
『ボーンコレクター』までいくと、ミステリではないように感じてしまいます。
で、ドラマだと『名探偵モンク』などがあるので、ちょっとそちらからは離れてしまったわけです。
ノワールものなども興味があまりないのです。
ところが、最近の翻訳ミステリがなかなかすてきなことになってるのですね。
中でも、早川のノベルスタイプ。
『荒野のホームズ』『天外消失』『二壜の調味料』などなど。
関連書籍も、ちょっと欲しいものがいろいろ出てる。
ということで非常に理想的なラインに動いてるように見えるのですが、問題は高いのです。
ここさえクリアできれば。
本屋を散策してて、そのようなことを思いました などと、書きつつ、『四人の署名』しか買って帰らなかったのです。
ああ、でも、この本はびっくりするほど安いですね。
- 作者: コナン・ドイル,阿部知二
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1960/10/21
- メディア: 文庫
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創元と言えば、C・A・スミス『イルーニュの巨人』、J・G・バラード『時間都市』も購入検討中。