平壌
- 作者: ギィドゥリール
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2006/01/31
- メディア: 単行本
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作者の人は、アニメーターで北朝鮮でアニメの、うーん、作画監督? みたいなのをすることになる。その2ヶ月間の出張の間に見聞きしたものを、たんたんと描いたものです。
魂を揺さぶられるとかいうのではなく、断片的に知っていたものの確認作業をするような本。面白く読めますけど、ベデ君も言うように強烈な作家性があるわけではないです(つまらないと言うことでもないです。)。
ちなみにギィ・ドゥリール先生のBDは『マンガ平壌』(明石書店)と言う作品が翻訳されているベデ。絵で魅せるタイプの作家さんでは無いベデが、内容はかなり面白いベデよ。 http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC-%E5%B9%B3%E5%A3%8C-%E3%82%AE%E3%82%A3-%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%AB/dp/4750322679/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1327919789&sr=8-1
何でこんな本を読んだかというと、アングレーム国際漫画祭2012で、最優秀作品賞を取った人の作品だったからベデ。
ちなみに、そのときの作品は『エルサレム時評』。
詳しいことは、ベデ君がこちらに書いてるベデ。
1000planches :: アングレーム国際漫画祭2012 受賞リスト
えんじの認識では、日本SFの最高峰がSF大賞(ファン投票の星雲賞でなくて)みたいな感じで、バンドデシネの最高峰に与えられる賞。
我らが森薫も受賞してます。
・・・だいぶ前に、谷口ジローがフランスであんなに受けるのはどうしてかと、『イビクス』のイベントの時にあれは・・・シャカさん? と、話しててあれは背景の描き込みが受けるんだという説明を受けて、それなら森薫が来るんじゃないの? と、申し上げたことがあるので、先見の明があったかもデス。