謎の物語
- 作者: 北村薫,謡口早苗
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/10/25
- メディア: 文庫
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- 作者: 紀田順一郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2012/02/01
- メディア: 文庫
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文庫版になっただけでしょ? と、通ぶったことを申しましたら、もう、てきめんに罰が当たりました。新書版とは全然違う本になってたのです。
- 作者: 紀田順一郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1991/03
- メディア: 単行本
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新版は、
恐ろしき、悲惨きわまる中世のロマンス(マーク・トウェイン)
女か虎か(F.R.ストックトン)
三日月刀の督励官(F.R.ストックトン)
女と虎と(J・モフィット)
謎のカード(C.モフェット)
続・謎のカード(C.モフェット)
穴のあいた記憶(B.ペロウン)
ヒギンボタム氏の災難(N.ホーソーン)
茶わんのなか(小泉八雲)
指貫きゲーム(O・ヘンリー)
ジョコンダの微笑(A・ハックスリー)
野原(ロード・ダンセイニ)
宵やみ(サキ)
園丁(ラドヤード・キプリング)
七階(ディノ・ブッツァティーティ)
旧版の新書は
女か虎か(F.R.ストックトン)
謎のカード(C.モフェット)
穴のあいた記憶(B.ペロウン)
なにかが起こった(D.ブッツァーティ)
茶わんのなか(小泉八雲)
ヒギンボタム氏の災難(N.ホーソーン)
新月(木々高太郎)
青頭巾(上田秋成)
なぞ(W.デ・ラ・メア)
チョコレット(稲垣足穂)
おもちゃ(H.ジェイコブズ)
F・R・ストックトン「女か虎か」
C・モフェット「謎のカード」
B・ペロウン「穴のあいた記憶」
D・ブッツァーティ「なにかが起こった」
小泉八雲「茶わんのなか」
N・ホーソーン「ヒギンボタム氏の災難」
木々高太郎「新月」
上田秋成「青頭巾」
W・デ・ラ・メア「なぞ」
稲垣足穂「チョコレット」
H・ジェイコブズ「おもちゃ」
かなり違います。
日本人作家はすべて(小泉八雲除く)排除して、リドルストーリーを象徴する「女か虎か」とそのバリエーションの考察が出来るような構成になってます。「謎のカード」も続編が入ってますね。
「謎の物語」というのは、ここではリドルストーリーのことを指しています。
オチの解釈が読者にゆだねられるような話のことです。この概念を自分が知ったのは北村薫『謎のギャラリー』のシリーズでのこと。ここでも「女か虎か」があげられていました。
で、この本なのですが、全部ちゃんと読んだわけでもない私がいうのもあれですが、旧版から読んだ方がいいと思います。
それにしても、これだけ新版と旧版が違うなら、きち
- 作者: トム・ゴドウィン・他,伊藤 典夫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2011/11/10
- メディア: 文庫
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冷たい方程式―SFマガジン・ベスト1 (ハヤカワ文庫 SF 380 SFマガジン・ベスト 1)
- 作者: トム・ゴドウィン,伊藤典夫,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1980/02
- メディア: 文庫
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同じようなことは『冷たい方程式』にも言えますね。
そういえば、「冷たい方程式」にも「女か虎か」みたいなインパクトがあったようで、いくつかバリエーションがあると聞きます。
わたしは、あさりよしとおのバリエーションを読んだような記憶があります。
最初聞いたとき、それなら、乗員全員の左腕を切り落とすとかしたらいいのでは と思ったのですが、どうも、世の中には、そのような話もあるようなのです・・・。