しぶちん (新潮文庫)

しぶちん (新潮文庫)

 借りて読みました。
 山崎豊子船場ものというジャンルがあるのだそうで、そういったことを全然知らずに読みました。
 昭和を舞台に、昭和に書かれた小説だなあとしみじみ思ってしまう内容。つくづく、エイリアンも殺人犯も出てこない小説が自分には駄目なのだなあと思い知った次第。
 ミステリ要素のある話もあるんですが、自分にはあわないです。
 ああ。
 出版社が「サラリーマン」に向けて出した共感のもてる or 優越感に浸れる通俗小説という臭いがして、どうにも苦手です。
 
ボロボロになった人へ (幻冬舎文庫)

ボロボロになった人へ (幻冬舎文庫)

 結婚できないまま三〇代後半を迎えようとしている女性が、見合いの為に田舎へ向かう。
 短編集ですが『しぶちん』と同じテーマの話が、同じ苦さと滑稽さで描かれた話が入ってます。
 うう・・・。