司政官

 読んでも読んでも進まない。
 原住民が流れ着いたので、島へ返してあげましょう・・・いつまで経っても、島に着きません。
 つまらないわけではなくて、面白いし、こういう小説があれば良いな、と思い描いていた理想のSFがここにあるわけで、それはとても素敵なことなのですが、この調子でこの厚さかと思うとちょっとつらいです。例えていえば『銀河英雄伝説』を2巻分を1冊にまとめてあるという感じでしょうか。面白いけど、初めて読む場合、まだ続くのかと思って、うんざりしちゃうのです。あ、ハードカバー版はそういう形式でしたね。あれは読みづらかった。読むと、本が割れそうになるし、銀色なのも いかがなものか と思ってしまいます。