オーディンスフィア

オーディンスフィア

オーディンスフィア

 ずいぶん古いゲームなのにワンフェスに行く度にフィギュアを見かける『プリンセス・クラウン』・・・と、友達が言ってましたが、その製作集団が作った最新作が本作。
 プリクラは全然、知らないので比較できませんが・・・・・・こ、これは『獣神ローガス』(←やったことありません)?。
 
 成長要素もありますが、基本はアクションゲーム。章ごとにマップがあり、エリアがラインでつながれています。このエリアを制覇して行き、ラスボスを倒すと章が終ります。
 攻め方を間違えるとなかなか先に進めず、力押しだけでは進めない・・・進みにくいんですが、ぎりぎりやってやれなくはなさそうという絶妙のバランス。
 
 音楽は重厚なファンタジー色むきだしのそれで、よい感じ。
 絵は、ドット絵の現時点最高峰では。
 動きがスムーズでかわいいのもいいんですが、舞台劇のような画面構成、背景がいい。きれいなだけでなく、アイディアも豊富に練りこまれています。
 キャラクタの動きは、紙で出来た操り人形を髣髴とさせる独特の動きで、これも味わい深い。関節がピンで留められていて、1軸にのみ動く感じ。
 
 ゲーム本編は剣戟+2Dジャンプアクション。
 端でループしているエリア(キャラクタ視点で100メートル相当)を走り回って敵を切り殺します。殺した敵から出てくるエネルギーを自分で回収して魔法に使う か エリア内に埋めた植物を咲かせるのに使うか という戦略性もあります。
 どのエリアからクリアするか、という点でも戦略性がありますが、基本、そんなに深く考えるようなレベルのものではありません。
 
 有効な基本戦術は、2段ジャンプ から 滑空しつつ、目標を見つけたら急降下アタック。この際、画面右上隅のマップで目標を捕らえ、距離を把握しておくことが重要なので、ゲーム中はほとんど、マップしか見ないこともしばしば。
 ・・・。
 ここが最大の問題点かも。
 
 ストーリー、ゲーム性、CGが高レベルで結びついた良作。
 2Dアクション好きな方にオススメ。