ヴェイスの盲点 ラストシーン

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ヴェイスの盲点―クレギオン〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

ヴェイスの盲点―クレギオン〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

 その青年が指摘することには『星のダンスを見においで』の戦闘シーンが新書版では改悪されていたとのこと。
 お気に入りの作品だけにそういう話が出るのは残念なことです。
 
「ところで、クレギオン1巻のラストシーンはどう思う」
「なにか、違うんですか?」
 
 さて、以下に記すは富士見版のラスト。お手元の早川版ラストと見比べてみてください。イラストも、はかなげな富士見版のほうが好みです。
 
ここから
「ええ。概算だけど五十一キロ増ね」
「五十一キロ?−−はて、どこかで聞いた数字だな」
 
 唐突だが、ここでこの物語は終る。余分な質量をまじえたミリガン運送の顛末は、また別の機会に語られることになるだろう。
ここまででした。
 ここで作者が期待した効果は、実際のそれとは違ったのかもしれませんが
西 遊 記』『巌 窟 王』の引きであるとか、『バック トゥ ザ フューチャー』第1作の「To be continued」みたいなものだと思うのです。
 だから、あそこは変更するべきではなかったと思うのですなあ。