ヴェイスの盲点 ラストシーン
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- 作者: 野尻抱介,弘司
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 1992/06
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- 作者: 野尻抱介
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/11/01
- メディア: 文庫
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お気に入りの作品だけにそういう話が出るのは残念なことです。
「ところで、クレギオン1巻のラストシーンはどう思う」
「なにか、違うんですか?」
さて、以下に記すは富士見版のラスト。お手元の早川版ラストと見比べてみてください。イラストも、はかなげな富士見版のほうが好みです。
ここから
「ええ。概算だけど五十一キロ増ね」
「五十一キロ?−−はて、どこかで聞いた数字だな」
唐突だが、ここでこの物語は終る。余分な質量をまじえたミリガン運送の顛末は、また別の機会に語られることになるだろう。
ここまででした。
ここで作者が期待した効果は、実際のそれとは違ったのかもしれませんが
『西 遊 記』『巌 窟 王』の引きであるとか、『バック トゥ ザ フューチャー』第1作の「To be continued」みたいなものだと思うのです。
だから、あそこは変更するべきではなかったと思うのですなあ。