リドル・ストーリー

 一方で、リドル・ストーリーを追うというソーシャル・ゲームみたいなものにはまっております。
 
 北村薫の本は、これでした。

謎のギャラリー―名作博本館 (新潮文庫)

謎のギャラリー―名作博本館 (新潮文庫)

 これの第1章がまるまるリドル・ストーリーに当てられています。
 で、実際にここで紹介された話の一部が続刊のアンソロジーに含まれているわけです。
 この本自体は、いろいろな名作を紹介する本です。
 
 で、購入した
山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー (角川文庫)

山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー (角川文庫)

ですが、こちらも1章使って、リドル・ストーリーを選んでいます。
 中身はなんと「女か虎か」「三日月刀の促進士」「謎のカード」「謎のカード事件」「最後の答」の5本。
 わーん。
 こないだ買った本に入ってないのが、2本しかないよー。
 
 がくり。
 
 ところで、新書版の方には木々高太郎新月」が収録されていますが、これにも続編があります。
 創元の全集に入っているので、買うことにしました。
 いいんです! 前から気になってたんだから!
 
 ふう、やれやれ・・・。
ミステリマガジン 2012年 04月号 [雑誌]

ミステリマガジン 2012年 04月号 [雑誌]

 落ち着いたところで、手に取ったミステリマガジンに驚愕。
 アブラハム・ネイサン・ジュニア著、翻訳 山口雅也「謎の連続殺人鬼<謎々(リドル)>」というのが、載ってる。
 なになに・・・。
 本来は単独作品の予定だったのが、連作に切り換えられたため、本作が2本目となる・・・。
 ちゅうことは、前作があるのか!
 
 「異版 女か虎か」アブラハム・ネイサン 山口雅也/訳
 
 これか!
 まだ、読んでないのですが、どちらも山口氏の創作だと思います。
 ネイサンなんぞという作家はいないのでしょう。
 今回の、謎の連続殺人は、上にあげた北村薫の本でも紹介されていたもので、奇妙な男に、一日のうちに何度もあい、その度に「真実と嘘、どちらがいい?」などと謎々を持ちかけられるというお話。
 ・・・なのでしょう、多分!
 はて。
 リドラーの元ネタかしら。
 
 うう。
 しかし、連載か・・・。
 本になるまで待つか。
 楽しい本になりそうです。
 
 この流れだと、韓国の大学教授が書いた本の翻訳ということで、柳生モノのリドル・ストーリーが出てこないと、嘘ですよネッ! 期待してます!!