放課後ワールドウォー 完全版

放課後ワールドウォー 完全版

　『ＭＣ☆あくしず』は、見てなかったので、こんな本が出てるとは知りませんでした。
　ラノベのキャラクタのような女子高生たちが、20世紀以降　近代の国家を演じることで、第一次大戦や、冷戦を読み解く　という本。
　近代に限らず、歴史は本当に疎いんで、楽しく読めました。
　
　ＴＲＰＧのリプレイのようなスタイルをとっています。
　が、もうちょっと砕いて言うと、日本や、中国も含んだディプロマシー（というボードゲームがあります）で遊ぶ女子高生たちを、実際に起きた事件、歴史の再現に用いています。
　･･･分かりやすく説明できた気がしない。
　
　要所要所で、グラフや地図も入っていて、大変分かりやすいです。
　学校で、教わった内容ではいまいち、ベルリンがどうなってるかわからんかったんですが、これを読んで、ようやく納得いきました。
　
　どうして、戦争という状態に転がり落ちていったかが、分かりやすい。
　そのスジの人にはもの足りないかもですが、私は大変満足しました。
　
　
　
　ううん、銅大さんには、もっともっと本を書いて欲しいな。