ジーン・ウルフ3

SFセミナー2011レポート(その2)乱視読者の出張講義―ジーン・ウルフ編 - Biting Angle
 こんな立派なレポートもあがったし、いずれあのコマが文章化(DVDの方がいいよねえ)される予定もあるようだし、もう続きは書かなくていいのじゃないかな。
 
 ・・・。
 ・・・。
 ニコニコ動画とかで、授業をしてくれたらいいですよね。
 大森望案に近い。
 
「さて、彼が読んでいた本というのはなんだったのだろうかね。判る人。・・・。誰もいないのかね? ん、キミ」
「はい。この本はこのまま愚直に読んでいけば、本に熱中していた人物が肩を叩かれて我に返った と読めます。しかしながら、この人物が、ゲイブリエル卿より優位に立つ存在かというとそうではない。これは互いが互いの存在を飲み込んでいるウロボロスの蛇のような関係にあり・・・」
「よい意見だ。わたしもその点については後で触れようと思っていた。キミ、名前は」
「マキシンジです」
「マキ君、話を元に戻そう。それで、彼が読んでいた本というのはなんだと思うね?」
「・・・わかりません」
「ありがとう。誰か、彼が読んでいた本が判る人はいないかね? ・・・キミ」
「はい、本の題名は『*****』だと思います」
「根拠は?」
「最後からふたつめの文章に書いてあります」
「そのとおりだ」

世界文学ワンダーランド

世界文学ワンダーランド

 ・・・みたいな展開でしたっけ。牧氏のおっしゃってたのは、まるで逆だったような気もします。
 記憶があやふやでございます。
 ああっ、セヴェリアンの記憶力が欲しい!