スマートフォン

「携帯電話を水没させて動かなくなってしまったんです」
「うわー大変だねえ」
「ほんとに? でも、よくあるよ」
「電源は入れちゃダメだよ。ヨドバシカメラで乾燥サービスをやってるはずだから、行ってご覧なさい。データのサルベージも慎重にね」
「もういいんで、買い換えようと思うんです。スマートフォンがいいな と」
「はやってるよね」
「友達も買ったけど、すごくいいって言ってるよ」
「機種はDoCoMo? ソフトバンク? 僕はPHSスマートフォンをもってて、podcast番組を聴くのに重宝してるけど、何に使うつもり? ゲームは好き? 自転車で移動したりする? 入力方式とかちょっと違うし、使えないサービスもたくさんあるよ。完全に買い換えるんだから、おサイフケータイがどうなるかとか、ちゃんと確認しておかないといけないよ」
 
 一番真摯に対応した人物が誰かは明らかでしょう。
 ですが、「訊ねた女性が引いてたよ」と、あとでレクチャーを受けました。
 「アドバイスを受けたいんじゃなくて、同意が欲しいだけなんだから」って。
 
 
 ・・・!
 おめえは、ボッコちゃんか、野尻版ホストとでも会話してやがれ!!
 
 って、友達が言ってました。
 
 Yahoo!で読める無料コミック「がらくたストリート 」の最新エピソードには、スマートフォンについての「いつもの」ひとくだりあり。ああ、そうか。こう見えるんだ。
 ・・・。
 かっこいいじゃないですか。
 
 ねえ?
 
 そうそう。
 こんなこともいってましたね。
 「だから、彼女がいないんだよ?」