スコット・ピルグリム

スコット・ピルグリム VS ザ・ワールド

スコット・ピルグリム VS ザ・ワールド

スコット・ピルグリム&インフィニット・サッドネス

スコット・ピルグリム&インフィニット・サッドネス

スコット・ピルグリムVSジ・ユニバース

スコット・ピルグリムVSジ・ユニバース

 映画、『スコット・ピルグリム vs. 邪悪な元カレ軍団』の原作を2巻まで読みました。
 全3巻で完結の予定。


 
 アメコミ・・・ではなくて、カナダのコミック。
 『らんま1/2』とか大好き! 最近は『あずまんが大王』や『ベルセルク』がいいなあ・・・ という、作者の好みがそのままに現れたラブコメ・バトルもの。
 『ハイスクール奇面組!』のラブコメ要素を強調して、カナダを舞台に小粋なトークをまぜて、超能力バトルを繰り広げたら、こんな感じかも という漫画で、独特の雰囲気を出してます。
 絵は下手。
 背景もキャラクタも多分、作者が全部、筆で描いてます。
 
 ドラえもんが日常の生活に紛れ込んでても、誰もそれに突っ込まないように、超能力者がいるのにそれへのつっこみはなく、確かに日本漫画の系譜にあるな と思わせます。
 擬音にもその影響が見て取れます。
 「しーん」という日本漫画独特の表現が、翻訳されると「silence〜」となって、ヘンだ というのは知ってました。英訳版でそれを見た記憶もあるのですが、逆に海外コミックが翻訳されて、それに「silence〜」と描いてあると、変な気分が変な気分でウワガキされて、変な気分になります。
 
 一見、迷走しているようでいて、実は、構成はしっかりしてて、読み応え有り。
 絵だけすごくて中身がスカスカとか、ただの真似とか、そういうのとは全然違ってるカナダのMANGA。
 カリフォルニアロールとか、そんなの。
 
 主人公は無職で、バンドをやってる25歳。
 最初は高校生(中国系)の女の子とつきあい始めてドキドキ の漫画だったのがいつの間にやらバトルものになりますが、そこら辺は 映画予告や、オビで分かっちゃうので、あまり驚きはないかも、です。
 ・・・あ、主人公が上記のようなステータスなのに、やたらもてるというのも、MANGAですねえ。
 
 3巻が楽しみ。