超人ロック
超人ロック 嗤う男 (1) (MFコミックス フラッパーシリーズ)
- 作者: 聖悠紀
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/07/23
- メディア: コミック
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ひさしぶり。
「アストロ・レース」以来。
ロックさんは今回は、最初っからとっつかまってて、洗脳されてます。や、その作業中なのですな。ロックは催眠暗示をかけられるのが好きなのかも。
んで、レースのパイロットとして活躍するところになるのですが、ふたクセあるキャラばかりでロックさんもたいへん。常勝のチャンピオン、チャンピオン派のメカニック、レースの興業を支配する資本家と、パイロットを供給する団体などなどが、それぞれの思惑で動いてて、バランスが危ういのです。あ、でもちゃんと物語のまとまりはあります。
いや。
うん、”ある”どころではないですな。
やあ、やあ、このバランス感覚、構成力はすごいっすよ。
エンタテイメントの教科書のような造りです。
ほんとです。
あの、『スター・ウォーズ』のエピソード1のレースには不満しかないのですが、あれのなにがどういけなかったのかよく分かります(…判ったような気になれます)。
あ? 「エーリアン・スピードウェイ」シリーズだ? 帰れ! お前は帰れ!!
『CANNONBALL〜ねこねこマシン猛レース』はいいが、お前がここを通ることはゆるさん!
お話を戻して。
時代はロック年表では最新エピソードっぽく見えます。
ロックさんは今回、超能力を封じられているのですが、おかげであんな拷問こんな拷問とよりどりみどり。今までとは趣向の違うエッチなシーンもあってたいへん満足いたしました。ふふふのふ。