SFセミナー 帰って来た新鋭SF評論家パネル

 何かの企画が終わった後、覗いてみたら、まだ続きをやってました。
 4人の新人評論家がいろいろ語るという企画だったようですが、岡和田さん以外は誰が誰だかさっぱり。
 ただ、あまりに見事にみんなのキャラ分けが出来てて、楽しかった。
 
 入ったときはちょうど、一人の若者が『第9地区』がいかに素晴らしいか、『アヴァター』がだめかということを主張してたのですが、そこに全然 理がないのです。
「あのゴミが転がっていく画面の美しさがあればわかるでしょう!」
「いや、それ説明になってないから」
「それじゃ、評論とはいえんでしょう」
「ちがう! 評論家がそもそもいらないんすよ!!」
「まてまて、その説は最強過ぎないか?」 
 みたいな感じで紛糾しておりました。
 いや、あの雰囲気をどう伝えたらいいのか。
 
 気がつくと、私の後ろに小川一水氏が座ってました。
 twitterで、 あんな風に糾弾されたら、自分ではとても耐えられない  みたいなこと、おっしゃってましたが、多分 このシーンのことなのでしょうなあ。
「評論家不要! 見て、面白いって感じろ!! がおがおー」という感じの人が中央で叫んでて
「え、おれが? いや、彼の立場ではあれが正しくて、むしろ積極的に俺は支持してますよ。彼の意見を俺はもう大好きで、愛してます」と時々フォローする人が窓に腰掛けてて
「そこの理論をもっと詳しく聞きたい」とメガネを光らせながら問うてくる岡和田さんが隅っこにいて…
 もうひとり、がよく分からなかった。多分、あの人だと思うけどしかし…。
 
 そして一番目立つところで、ぐっすりすやすやと寝ているのが あずまん こと 東浩紀 でした。スタッフの誰かかしら。そっと布団を掛けてました。
 
 そして、深夜。
 トークはますます白熱していくのでありました。
 
 
 起きているときの東氏は アヴァター > 第9地区 という話をしてたらしいのですが、これは結局 どういう内容だったか分かりませんでした。
 自分は 第9地区 > アヴァター という意見しか聞いたことがなかったので、意外。どんなことをおっしゃってたんでしょうね。
 ちなみに、『第9地区』、見ておりません。