SFセミナー ファン交流会出張版
時間・空間を縦軸に。
横軸を…なんでしたっけ。ハッピーエンドとその逆でしたか、そんな図が用意されてのトークショウでしたよ。
- 作者: R・F・ヤング他,ジャック・フィニイ,中村融
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2009/10/10
- メディア: 文庫
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最初出してたりストは全然違うものだったらしいんですけど、企画が全然動かないので、まあ、なんといいますか。大衆とか世の中に迎合したわけですよ。あんなもの出したかったわけじゃないですよ。感動したとか言われると、けっ! とか、思ってしまう みたいなもう…。
すんごい吼えてました。
がおう、と。
んで、読者からの感想で「どこがロマンティックなの?」というのが多かったそうなのですが、あれは「男のロマン」とかいうときのロマンなわけで別に、ロマンス的な意味では使ってないのだ。とか。
- 作者: 大森望
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/02/25
- メディア: 文庫
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同じネタのSFで並べちゃうとかわいそうな話とかは、外したとのこと。
机の引き出しに時空を越えた手紙とかはよくあるネタなので、えと…原典を出したとかいう話でしたっけ?
映画にもなった乙一の短編も入れるなど、読者層も考え、バリエーションには気を遣ったそうです。
いまは、読書の時間というのが学校でもうけられているそうで(中高?)、そういうのをマーケットとして想定。
出来映えにはなかなか、満足してたみたいなんですが
「同じようなネタが並ばないよう、バリエーションには気をつけましたけど、読者から”なんで悲恋ばかり? ハッピーエンドの話がもっと入っててもいいのに”という手紙が来て、正直、その視点はなかったなあと。盲点でした」というのには笑ってしまいました。
山岸氏はこれから出す本とかの話もあったのですが、どこまで書いていいのか分からないのと、時間が経ったことでさっぱり思い出せない…。うむ、今回の話に被る短編集がまだないから仕方がないのですが、ふふ。何か出るらしいですよ。楽しみですな。
あとはもう、「たんぽぽ娘」を入れれば売れるが、それはどうかとか。あんな気持ち悪い話はないだとかもう、大森氏と中村氏がいろいろ悪口言ってました。
が、私もあの話は、どうかなー と思うのですよ。
…あ! CLANNADに引用されてるのか! なるほど、それはとっておきの弾ですね。入れれば、売れること間違いないではないですか。いつ出るとも知れない河出書房版のヤング短編集は諦めて、いさぎよく何かの短編集に入れるのもいいかもしれませんぜ。
ちなみに、暴走はとどまるところ知らず。
恋愛、セックス目的でタイムマシーン使うの禁止ー!! と、叫んでる人がいました。
ふと、ビッスンの短編を思い出す私。
…。
…あれは、うん、芸術品を持ち帰る方が主目的だったからOKだ。さすが、ビッスン様は違うね。
脱がすのにはテレビ、というのもいかすぜ、ビッスン!
ロマンチックSF傑作選 (集英社文庫 コバルトシリーズ 23A)
- 作者: 豊田有恒
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1977/04
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