日本SF全集

 先に収録作のリストが全部明らかになっていたとは知りませんでした。
 そして、まさか、『神拳 李酔竜』が入っているとは。
 
 李酔竜についてネタバレを。

星間飛行を可能にしたワープ航法を手に入れた人類は広大な宇宙へと広がっていった。植民地となった銀河系の惑星はやがて地球から独立し、3千に及ぶ惑星国家が銀河連合を形成していた。銀河連合内では様々なトラブルが発生する。それに対処するのが世界福祉事業協会WWWA中国武術を究めた天才功夫李酔竜は大のギャンブル狂。双子の美少女鈴鈴と蘭蘭はそのお目付役。彼らはともにWWWAに所属する犯罪担当トラブル・コンサルタントだ。銀河のトラブル・メーカーにスーパー・ヒーロー李酔竜の神拳が舞う。「夜光珠魔城」「アラクネ花一輪」の2話を収録。

 これが1巻の解説。
 ここに出てくる「大のギャンブル狂」という表現がずっとひっかかってるのでありますよ。
 李酔竜のデビューはダーティペアの短編。その中でギャンブルにおぼれるんですが、そのあと、この設定はずっと出てこなかったはずで。なのにこの紹介はいかがなものかと思うのであります。