ごっこ遊び

 続いてます。
 
「超合金とかのおもちゃを使ってのごっこ遊びとか、マントや長靴でなりきるごっこ遊びの延長ですよ」
「いや、そっちには発展しないだろう」
「…あれ?」
「やらないって」
「『ドラえもん』とか『海のトリトン』とか、そういうので声優ごっこをやってたんですけどねー。うまいんですよ、わたし。電話の受け答えがよかったり、文章の読み上げがうまいと言われるのは、ここら辺が原因かも知れません」
「お、お前って奴は…なんてヘンタイ野郎なんだ」
「は?」
「やたらお風呂シーンや裸シーンが出てくる漫画とか、主人公があっという間にオトナになって子供まで作ってしまう話とか…。そんなのを…」
「あれあれ?」
「お医者さんごっこならまだしも」
「え、そっちの方が健全なんですか? うーん。やったかなあ。や、ごく健全な範囲でやった気はするけど」
「…」
 と、友達がいってたのですが、よーく考えると、幼なじみが朝起こしに来るなんて展開(こほん)、経験もありました。
 でもまあ、ふつうですよねえ。
 はやってましたし。