時の

 『時の娘』と聞いたとき、その題名はいかがなものかと思った。
 
 ……と、いう声を全く耳にしない。

時の娘 ロマンティック時間SF傑作選 (創元SF文庫)

時の娘 ロマンティック時間SF傑作選 (創元SF文庫)

時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)

時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 51-1)

 間違えるんじゃないかと気にする私(ミステリの方は表紙が変わりましたね)。
 
 ほら、だって感想とかをwebで探すときも面倒でしょう、ごっちゃになって。
 森博嗣は、切れ味鋭いタイトルを付けてますけど、目的のひとつには、Google検索に対抗して本の題名としてしかひっかからないようにというのがある、はず。
 逆に、新城カズマの新作は『15×24』で検索してしまうと、計算結果が出てしまうという問題があります。
 半角での『15×24(中身はバツ)』とか、そもそも表記が違う『15X24(中身はエックス)』など検索側のミス入力で見つけにくくなる可能性もあって、例えば本屋さんでメモを渡して「これを探してください」とお願いしたときにちゃんと見つけてもらえないんじゃないか。つまり、売上が下がってしまうんではないかとまで、危惧してしまいます。
 
 http://www.ustream.tv/recorded/2326751
 
 今のGoogleでは「×(かける)」「×(バツ)」「*(乗算のマーク)」でも、計算結果が出てしまうんですが、執筆当初はそのようではなかったので、そのまま現在のタイトルになったということでした。
 詳しい説明は上記アドレスに。
 そして、二度目の『ラブプラス』話と、ラブプラスを怖がって触ろうとしない円城塔…。