SFセミナー 山岸真(未完)全仕事

 地方高校生時代から、SF紹介者になり、如何に翻訳家になったかまで。
 
 私が海外SFに興味を持ち始めた時期と、山岸氏が解説を書くようになった時期は一致してて、私の中ではSF解説といえば山岸氏という印象があったのですが、そこに至る経緯は大変 興味深かったッス。
 ひょっとして、一番影響受けてるかも。
 安田均は当時は、もうゲームの人でしたし、野田大元帥もコラムの人という印象。大森望氏は私が大学生になって『本の雑誌』を発見するまであまり見てなかったような…。どうかしら。高橋良平氏の解説も多かった気がします。
 
 『ワイルド・カード』1巻は、はじめて読んだ山岸氏の翻訳だったと記憶しています。解説に堺三保氏。あの黒丸氏が監修だった記憶があるんですが…
 
「『ワイルド・カード』、こないだ紹介されていただいたじゃないですか。あれ、出そうと思うんですけど」
「ふーん」
「…その」
「ん?」
「翻訳を」
「え、おれが訳すの?」
 
 という小浜氏と生前の黒丸氏のエピソードなども興味深く。
 
 や。
 小浜氏と山岸氏って、同世代だったのね。
 
 そうそう。その場で、過去の山岸氏になぞらえて、某 若手女性SF紹介者の人に「訳すんだよね?」と小浜編集長が話を振ってたのも興味深かったッスな。
 
 ああ、だんだん記憶が薄れてきました。
 
 次回、<「ボクラノSF」の部屋 「結婚するなら、福音館書店の中の人だね(おれなら、マジンガーZを空から攻めるね、みたいな口調で)」>で、おしまいの予定。
 長い…。