100冊
東洋大学SF研究会特設ブログ
東洋大学SF研で●新入生100日100冊企画実施中!というのをやってるとか。
どういうリストになるのか楽しみです。
この手のだとhttp://www.ops.dti.ne.jp/~yama-gat/sf100.htmlであるとかhttp://astore.amazon.co.jp/nagatoyuki-22?_encoding=UTF8&node=2とか万来堂日記2ndさんの「勝手にSFだけでハヤカワ文庫100冊」などを思い出します。
手元にあるのは、『名大SF研の選んだハヤカワ文庫SF100冊』という同人誌。これは、ハヤカワ文庫SFが1000冊を超えたときに作られたもの。今はもう、1500なのですけど…その…最近の早川さんは…。
この同人誌は、こういうのを読んだ方がいいんでない? というおすすめリストとSF文庫の人気アンケート結果が収録されています。
先日、SFファン交流会で話題に上った『レッドシフト・ランデヴー』は『多彩の地』と並ぶ927位。
929位は『サイオン』で、これがビリです。
ちなみにこれはポイント制での話。平均順位だと『黄金の首環』『多彩の地』がビリ。『レッド〜』は下から数えて25位です。
山:それよりも『レッドシフト・ランデヴー』は?
林:ほぼ同時期に出た2作ですが。
小:これは早川の詠い文句が悪かったね。
林:いや、早川はうまかったんだと思いますよ。あんな作品で売ったんだから。
山:思わずみんな読んで、すごい期待させて読まされた割にはあれだからね。こうなっちゃった。
林:もう少し読む人間が限られてればましだったんじゃないかという気がしますが。
山:期待させた分評価が低いんだよ。
細:そうそう。
山:何の先入観も無しに読めばさあ。
林:つまんないですよ。
小:話の持ってき方がやっぱりつまんなくなってるよー。
細:まあ先入観無しで見れば、まあ0点かなというところなんだ。
小:うん、そうそう。あ0点かー1点くらい(笑)まあ、笑って済ませるかっていう…
エマ・ブル『ファルコン』は915位。平均順位だと下から数えて4位。
細:いやあ『ファルコン』って低いなあ。
山:もう少しみんなで読んで、もっと低くして欲しかったね。はっきり言わせてもらって、ぼくは『ファルコン』より『レッドシフト・ランデヴー』の方が低いというのは許せんね。悪いけど、『治療者の戦争』以外が『ファルコン』より下にいるというのは許せない。なぜ8人しか読まなかったんだ。
林:つまらなそうだからですよ。まさか、あんな本を読む人間が8人もいるとは思いませんでした。
山:ぜひとも30人くらい読んで、−45点くらいとって欲しかったね。
細:あんなもん『千冊』がなかったら読まなかったぞ、俺は。
SFマガジン2008年1月号のローカス・ベストセラーリスト(2007年6月号)では、ローリングのハリポタ、トールキンに継ぐ3位がエマ・ブル。
気になる。
気になります。
どんななんでしょう、エマ・ブル。
- 作者: Emma Bull
- 出版社/メーカー: Tor Books
- 発売日: 2008/12/30
- メディア: マスマーケット
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ああ。
それで、何が言いたいかと申しますと、帯付きの『レッドシフト・ランデヴー』を無垢な若者に渡して読ませて、その感想を聞かせて欲しいな と、そういうことなのでございます。『ファルコン』でも良いよ!