レッドクリフ

 見に行く気でおりましたが、part1と聞きまして、おどろいております。
 2部構成なのだそうです。
 ううむ。
 
 ……。
 わたしが初めて知った三国志というのは、2時間番組のテレビアニメでした。
 水曜ロードショー金曜ロードショーでやっていたもので、2部構成になっていました。
 第一部で赤壁の戦いまで。面白かったですねえ。人気があったのか、予定通りなのか、続きの2部があって、こちらも楽しめました。横山光輝原作と書いてあって、ふむふむ 三国志とはこのようなものか と納得したのですが、今でも見れるのでしょうか。
 絵も当時では抜群のうつくしさでよく動く、豪華な内容。
 で、ネタ晴らしになりますが、曹操
 彼が実はレイプされた結果、生まれた子供で、白人の血が混じっているため金髪なのだ という設定でした。作劇上の都合で金色っぽいかと思ってたので、意表を突かれました。
 ほかにも、劉備が恋する相手が孫権の妹で、「伝統的な」くのいちスタイルで闘う とか 孔明が超美形である とか。
 「劉備孔明を落としたら勝ち という裏・三国志はどう?」という当時としては前衛的すぎる発言を月刊マイコンで読んだ記憶があります。三国志のそっちよりな女性向け創作は、ですからこのアニメに端を発すると思っていながら、いままで口にしておりませんでした。
 ど、どうでしょうか。
 
 
 さて。
 酒見賢一の『泣き虫弱虫諸葛孔明』。
 だいぶ前に『本の雑誌』での紹介を読んで興味を持っていたのですが、まだ文庫になってない。
 どんな本なのか、理解してなかったのですが
泣き虫弱虫諸葛孔明/酒見賢一 - 基本読書
 

チャン・フェイが敵をヒットしたりすれば、リュー・ベイ、クワン・ユーは、

 「ナイス・アタック! ブラザー」

 とビっと親指をつきたてて拳を握ったりするわけだし、黄布賊を追い詰め皆殺しにするときも、キャプテン・リュー・ベイが、

 「ヘイ・キル・ゾーズ・フェローズ(奴らを吊せ!)エクスターミネート、イエロー・ターバンズ!(黄色頭巾どもを血祭りに上げろ!)」

 とイエローどもを人間と思うな、とメキシコ人密入国者を狩るように豪快に命令し、

 という書物並行世界の描写があるそうな(ちゃんとリンク先を見て確認してくだされ。)。
 俄然、興味がわいてきましたというか そのう『レッド・クリフ』がそうだったら見に行きたいな と思う今日この頃です。
 『シューテム・アップ』を見た後、余計にそう思うのです。