青い紅玉とパタリロ

 この話は何回か書いているのですが、シャーロック・ホームズの「青い紅玉」のことを、パタリロ! のなかで、それは単なるサファイヤだと指摘するシーンがあります。
 これはしかし、原題では、ブルー・カーバンクル 転じて、青いガーネットであるのを昔の翻訳者が、ガーネットといえば紅い石の代名詞だからと、 青い紅玉 と誤訳したモノを…ええい、面倒なので省略します。
 
 とにかく、作者はパタリロ! の中で間違えたのです。
 が、その後、親バカシリーズの中で、読者からも指摘を受けました、間違えましたと書いている。
 そしてさらに、最新作の『クレプスキュール』では、わざわざ3ページも使って、「青い紅玉」とは結局何だったのかを詳しく説明してるのです。
 
 パタリロ! にこの話が載ったのは、おそらくは20年近く前の話。
 ずーっと、気にしてたのかなあ。
 ここまで、細かくフォローするなんてプロは違うなあ と感心した次第。

パタリロ! (第27巻) (花とゆめCOMICS (595))

パタリロ! (第27巻) (花とゆめCOMICS (595))

 これに入ってる「ウェディングベル」というエピソードだそうな。「塩うま」で引用されていた自分のブログで知りました。
親バカ日誌 (JETS COMICS (280))

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親バカ輪舞 (ジェッツコミックス)

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親バカの品格 (ジェッツコミックス)

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 こっちは3冊もあって、どれだか分かりません。
クレプスキュール (リュウコミックス)

クレプスキュール (リュウコミックス)

 最新刊。
 帯についてる「恥」というマークを切り取って送ると、作者の羞恥写真が当たるのだそうな。
 変なの。