ちまちま

 ・・・妖怪探偵。
 
 ちまちまと『司政官』シリーズを読み進めております。
 銀河の星々に進出した人間が、統制のために司政官とサポート用のロボットを導入する・・・という、至って地味な話。第一話は原住民との接触時に生じたトラブルを描いたもの。
 制度とその中の人々を、一発ネタ(この不自然な制度は、実は**のために仕掛けられたものだったのだ! のような)を使わずにひたすら追っていきます。
 
 近いものとして、佐藤大輔くらいしか思いつきません。
 ファウンデーションは読んだことがないのですが、多分、違う。
 
 職人じみた技巧で、細部にこだわった小説。作者のきまじめな性格がよく反映されています。
 
 
 それにしても、眉村氏は小説の中で恋愛を描くことを、どう思ってたんでしょう。なんだか、全然・・・。