Q.E.D

 最新刊を博物館モノとあわせて読みました。
 オーソドックスなミステリのお手本のような話。
 魅力的な謎の提出と、解決とともに物語が一気に収束し、そこに新しい物語が見えてくる というのは、なかなか出来そうで出来ててないミステリが世の中には多く。でも、本作はそこをうまく、ずっと描いてるとこが素敵です。
 ところで、眼の描き方が変更されているせいでしょうか(変わってますよね?)。時々まるで別の人が書いたような印象を受けました。超人ロックの場合は、そんなことは感じなかったのになあ。
 
 ペンギンの布団かあ。
 竹本泉が正しければ、ペンギンの秘密はむしろ、あの血管にあるはず。白熊のあの、独特の毛を集める方が効果的なのではないでしょうか。