禁じられた犯人

 ここで短編をひとつ。

 男はタイムマシンに腰掛けたまま、ピストルを取り出すと、イギリス人司祭の眉間に狙いをあわせ、引き金を絞った。
 硝煙の匂いが深夜の教会にひろがっていく。
「お前がいけないアル。
 お前のせいで、わが国では、本格ミステリが育たなかったアル」

極短小説 (新潮文庫)

極短小説 (新潮文庫)

 こちらの中の一篇を参考にしました。
 さて、この話のどこが面白いかというと・・・。