恐ろしい話

恐ろしい話 (ちくま文学の森)

恐ろしい話 (ちくま文学の森)

 パラパラとめくってみました。
 ポーの「お前が犯人だ!」はなるほど、こういう話でしたか。クジラの骨というのが時代ですなあ。
 グリムは殺されそうになる娘さんの話ですが、娘さんの方が怖いよ。
 
 そして、いちばん怖いなと思ったのは、いちばん最初に収録されている旧約聖書ハンムラビ法典よりひどい。
 
 ウィリアム・アイリッシュの「爪」は久々に読みました。創元の世界推理短編集の4巻に入ってたのを中学生のときに読んだ気がします。原典では、シェフがどう話しているか気になります。当時はミステリなのに、トリックのないものだあるんだな と不思議に思いました。いまだにアイリッリュ・シチューと聞くと、この話を思い出すのですが、私以外にもそういう人がいるんでしょうか。