エッチなのはいけないと思い
ますかどうかは別として、その手のゲームのその手の文章について真剣に語る我々。言い過ぎたことを反省する自分ではありますが、それがまた大変気恥ずかしい。
おいといて。
後輩の人は、月に5本以上そういうゲームを買うのが習慣だといってました。
ふと、銅大さんの文章を思い出します。
人はなぜ本屋に足を運ぶか。
人はなぜ本屋で本を選ぶか。
それはやはり、本は実際に手にとってみなくては分からないからである。
このくだりでございます。
如何にして玉石混交のSFの群れから傑作を選び出し、読むか。時間も金も部屋の空間も限られているのだ。
熱く語る銅大氏。
途中まで聞き入っていた友人は、
友人はしばらく耳を傾けた後、重々しくうなずいて言った。
「つまりあれだな。僕がエロゲを買うのと同じ事だな」
「待て、それは違う! 断じて違う!」
だが、彼は反論を待たず畳み掛けるように言う。
「いや違わぬ。我らもまた、雑誌を読み、インターネットを巡り、デモや体験版を無数にダウンロードし、それらをカテゴリ別に分類し、本読みよりはよほどアンダーグラウンドではあるが仲間内で秘密の情報を交換し、そして月末には30本40本と出るエロゲからこれぞというモノを選び出す。本ほどには成熟していないエロゲ業界だ。地雷の比率たるや筆舌に尽くしがたい。値段も高ければプレイ時間も半端ではない」
がっ、とすっかり氷の溶けたグラスを掴む。
「それでも我らは突き進む。感動を、興奮を、笑いを、泣きを、萌えを、燃えを、少女を、幼女を、熟女を、義妹を、義姉を、義母を、義弟を、幼なじみを、下級生を、同級生を、上級生を、留学生を、保母を、教師を、家庭教師を、メイドを、秘書を、奴隷を、ペットを、実験体を、上司を、軍人を、お嬢様を、ご主人様を、巫女を、シスターを、エクソシストを、悪魔を、天使を、女神を、エルフを、獣耳を、フェアリーを、バンパイアを、ホムンルクスを、メガネを、首輪を、ポニーテールを、ツインテールを、ブルマを、スク水を、ニーソックスを、縞パンを、そしてそれ以外の有象無象、森羅万象、天地万物、四大五大。これまでにあった、今現在にある、そしてまだ見ぬ未来にある、我らの魂をふるわせるナニかを求めてただひたすらに前進し、急進し、驀進し、突進し、猛進し、爆進する。何者も我らを止める事はできず、いかなるものにも我らは屈服しない。ひたすらに己の心に忠実に、己の魂に忠実に、己の業に忠実に、エロゲを探す求道者なのだ」
そこまで一息に言うと、ぐうっ、とグラスの中のウーロン茶を飲み干す。
「というわけで、我らと君らは同じだ。おお、魂のソウルブラザー!」
「だから違うっつってるだろうがっ!!」
http://www.trpg.net/user/akagane/diary/200408xx.html
より8月20日のくだり。
ちなみに続編があります。
ともあれ
「これからヨドバシに行ってエロゲーを買うんです」
と、期待に胸を膨らませ、目を輝かせる後輩の人を見て、私はこれを思い出していたのでありますが、特に同意も否定もしてないところには注意して欲しいのでございますね。