本棚の歴史

本棚の歴史

本棚の歴史

 題名通りの本です。
 昔は本棚なんてものはなくて、机に鎖で縛り付けられていたものでした・・・。
 意外なことに本棚が出来始めたのは結構最近のことで、それにしたって、背表紙を奥側にするのが当たり前であったり、本1冊ごとにジャラジャラと鎖がつながってたりしたのです。
 ・・・という風なことが書いてあったのです。
 でも今考えてみると、西洋についてしか書いてないような気が。
 東洋ではどうだったのかな。
 
 ラスト2章にもなると、だんだん身近な話になってきます。
 つまり、その、本が増えて困る という話です。
 可動式の本棚も出てくるんですが、いずれ、書庫は埋まるのです。
 もっと本棚を用意しても、もっと本が増えるのです。
 この本の結びは、さてじゃあ次の1冊はどこに置こうかみたいな事が書いてあったと記憶しております。
 
 笑ってしまうのは、貴族たちが本棚を持つようになったころの記録。
 最初に本棚を用意して、これ以上には本は買わない。はみ出そうになったら本を処分する みたいなことを書いてる。
 もちろん、遅かれ早かれ本棚の方を増やすことになるのです。