陰謀

涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)

 読了。
 続きが気になる構成の妙と、文章のテンポのうまさからサクサク読み終えたのですが、なんだか物足りない。
 今回は長編でタイムトラベルもの。
 今後のシリーズ展開のための伏線が、がっちり張られるんですが、なんというか・・・・。
 敵対する勢力と主人公の主張が平行線なのはいいんですが、いろいろしっくりこない。
 
 ちょい前の話で、主人公は既に「現状を肯定する」という結論を出していてお話はもう終わってるのに、だらだらと続いているのがいかんですのう。じゃあ、次をどうするかという話になるんですが、そこを、新勢力の敵と対立という非常に安易な方法で解決してます。
 うーん。
 それではいけないと思います。