ゲイルズバーグの春を愛す

 『サマー/タイム・・・・』の中でしばしば出てくる短編集の表題作を読み終えました。
 ゲイルズバーグを訪れた一人の男が路面電車にひかれそうになる。新聞記者が訪れ、その男にインタビューをするが・・・・。
 
 ノスタルジーだけの話かと思いきや、そうでない部分も書き込まれていて、ちょっと意外でした。先に読んでいた長編『振りだしに戻る』と、『サマー/タイム・・・・』での扱いから内容の想像はついていたので驚きはありませんでした。
 『サマー・・・・』とは、鏡像のようにそっくりで裏返しの話。