ゼノサーガ

 というアニメの最終回だけ見てみました。
 豪華だ・・・・。
 さて、この手のSFものでとても嫌いなのが、ロボットやアンドロイドの破損に涙する人、というお話。ものすごく薄っぺらくなってしまう。バックアップとか代替えの商品はないのでしょうか。
 鉄人28号(今川監督版。忘れてました。)も、GRもそういう描写が結構あってしょんぼり。
 ここら辺、「アニメ様の七転八倒」ではロボットは元もと、父権の象徴であり、いまでは唯一、今川監督が扱っていると表現しているんですが・・・・。うーん。
 ちょっと話を戻して。
 その「アニメ様の七転八倒」の中に、『太陽の使者 鉄人28号』の解説があります。

正太郎は鉄人を発進させる事を拒む。その場の都合で鉄人を壊そうとしたり、救ってくれと言ったりする人間はあまりにも身勝手だ。鉄人が可哀想です。それに対して敷島博士は、とんでもない事を言う。

 「冷たい言い方かもしれんが、鉄人はなんとも思わんよ。そう思うのは正太郎君、君自身だ。君の心が傷つけられたから、そう思うんだ。違うかね」

 冷たい言い方どころの騒ぎではない。アニメ史上空前の、身も蓋もない台詞だ。

 どちらかといえば、わたしはこの敷島博士のいうことに共感します。
 いや、多分、この時期に刷り込まれてたんでしょう。
 アトムの今昔物語や、マーズがこの指向の補完作業を行ったのはまず間違いのないとこであります。