『万物理論』
のトークショウに行ってきましたよ。
・・・・読み終わらなかった。
あのケロちゃんのときも、カナダ作家のときも、ちゃんと読み終えたのにー!!
中身はきっと他の方が書くと思います(セカイ系だね? と主張する大森氏と、それは違いますと譲らない山岸氏の戦いでした。)。隣の席の人が熱心に赤ペンでメモ取ってました。どなたか存じませんがお願いします。
・・・・そうそう、『順列都市』の後の世界を描いたSFのことが紹介されてました。永遠かと思ったものが実はそうではなくて、やむを得ずエクソダスを敢行。ここで、どうして今までのSF作家はこれをやらなかったんだろうというブラックホールの処理が出てくるのだそうです。
それはこのごろ流行の「デフラグかけろー!」に出てくるあの手法のことではなかろうかと思うのですが、いかが?
その後はサイン会と歓談。
読み終わってなかったので正直に告白です。
「すいません、読み終わってないんですけど」
「いやいや、お気になさらず。わざわざ、ありがとうございます」
山岸さんはいい人だ。
「お名前は?」
「えと・・・・。」
「サイトをやっておられるとか?」
「SFムーンストーンです」
「あ、あの! ビッスンのことは正直、すまんかった。でも、『SFが読みたい』では1位に推したでしょ?」
という主旨の会話がありました。
銀の人が近くにいたので、うそだと思ったら聞いてください。
山岸さんはいい人です。・・・・でもでも!!
あとは・・・・
「イーガン以外のものは翻訳なさらないんですか? クロウス・エフェクトとか」
「あ、あれね。某社で企画書が出されて、いいとこまで行ったの。で、企画会議にかけたら『サンタだ? ばかか、お前は!!』って言われてポシャッたの。」
ああ、なんてことでしょう。そこがいいのに。
世の中には物のよしあしが分からん奴がいるものだなあと思ったことです。
2次会というのがあったのですが、SFな知り合いが多いわけでもないので、そのまま帰ってきちゃいました。ちょっと、後悔。
あと、今回の件は、ミスラボの記事がなければ気が付きませんでした。感謝。