ミステリ作家 二階堂黎人

 まずは長文の引用。去年私が書いた日記です。

2/20 SFが読みたい!

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 ちょっと、一拍おいてみました。
 二階堂黎人の感想(そして、某宇宙戦艦小説の出来映えに)には、確かに腹が立つ。
 しかし、公正に見ようと考えました。落ち着くまで待ちました。

 例えば、ハードSF好きでそれしか読んでない人だっています。
 ほんとに、ろくに本を読んでない人もいるし、当然、それなりの事情がある人もいる。
 ですから、二階堂黎人の書評も、ありでしょう。


 ・・・・!
 だがしかし!
 ああ、感情はなんて正直なのでしょう(英語に翻訳しなさい。 10点)。魂に嘘をつくことは出来ないのです。私は二階堂黎人がだいっきらいです!
 小説もダメでしたし、この書評も腹立たしい。こないだの大森望先生への反論もどきは何なのでしょう。あんなのは子供の言い訳です。

 以下は、『SFが読みたい!』に掲載された二階堂黎人が選んだ海外SFベスト。

◆ 2000年版
 『スタープレックス』
 ローダン・シリーズ

◆ 2001年版
 『フレームシフト』
 『影が行く』
 『終わりなき平和』
 『猿の惑星
 ローダン・シリーズ

◆ 2002年版
 ローダン・シリーズ
 『フラッシュフォワード
 20世紀SFシリーズ
 『火星の秘密兵器 合本版』

◆ 2003年版
 『イリーガル・エイリアン』
 『ある日どこかで
 ローダン・シリーズ
 『火星の古代帝国』
 レンズマン・シリーズ

◆ 2004年版
 ローダン・シリーズ
 「ネメシス/STX」「バビロン5」「アンドロメダ」「スター・トレックエンタープライズ

 ミステリ読みの方で「さっぱりワカリマセン。」という人のために、解説しますと・・・・
 ドイツの1000巻を越えた長大な宇宙SF冒険活劇のローダン・シリーズと『ゴールデン・フリース』『イリーガル・エイリアン』という古今東西を問わず最高峰といえるSFミステリの書き手であるソウヤーの本ばかりあげています。
 残りは、全て古い本の復刊ばかり。2004年では、ついにあきらめたのかTV番組が入ってくるようになりました。
 唯一の例外は『終わりなき平和』だけ。

 海外ミステリに置き換えて言うと、毎年、競馬シリーズとクリスティーやクイーンの復刊しかあげず、面白いのはポワロなどのドラマだけ! と言い切るようなものです。



 ・・・・来年の分を私が書いてあげましょう。
◆ 2005年版
 ローダン・シリーズ
 キャプテン・フューチャー
 「スタートレック
 正直、今年も面白いSFはなかった。所詮、画面の説得力には勝てないということを証明しただけだった。残念ながら今年は映画も不作だったが、来年上映される『ハイペリオン』3部作には期待したい。

 これで、もう二階堂黎人は2005年分を、書かなくていいでしょう。

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 実際はどうだったのでしょうか。

◆ 2005年版
 ローダン・シリーズ
 キャプテン・フューチャー
 バビロン5スペシャル版
 『奇術師』
 『フェッセンデンの宇宙』
 
 『奇術師』が入ってる以外はほぼ、いっしょです(『フェッセンデンの宇宙』は『キャプテン・フューチャー』の作者による短編集。表題作はやはり古典。)。
 
 2006年版は私が書いてあげます。
 原稿料が出てるかどうか知りませんが、そもそも誌面の無駄でしょ、こんなの。
 読んでない人に無理して書かせるこたない。