『The Claus Effect』その2

 私の昔の日記にも載ってたので、引用しときます。
 正確ではないかも。

今回、会場でしぶい『ハイペリオン』(カール・シュローダーの『ベンタス』のこと)をしのぐ注目を集めたのが同じ作家の『ザ・クロウス・エフェクト』。
 山岸先生が裏表紙の解説を読み上げます(かなり記憶あやふやです)。
「冷戦をしのぎ、1999年を間近に控えた地球は、しかし! いままさに最大の危機を迎えようとしていた! 大方の予想を超え、それは核ではなかった! 宇宙人でもなかった! その脅威は北極にあった。その正体は」
 と、ここで声を潜め。
 一拍おいて。
「ここでいきなり、その正体が赤の太字で書かれてます。サンタ・クロースと」
 場内大爆笑の渦! んが、ひーひーいっている観客を冷静に見下ろしながら山岸先生は続けます。
「そう。サンタ・クロースだったのです。実はサンタへの手紙はいつもサンタの奥さんの手によって選別されていたため『サンタさん、僕のパパとママを殺して下さい』『あいつの家をぶっつぶして!!』といった手紙は前もって外されていたのです。しかし、ひょんなことからそれを目にしたサンタは怒りの破壊活動に走ります。国連はこの緊急事態に対処するため選りすぐりの原潜部隊を各国より召集、北極に派遣するのですが、そこに待ちかまえていたのはっ! 身長8メートルはあろうかというサンタクロース(精霊なのです。)!! ああ、人類の存亡やいかにっ!」
加藤「うわああん。丁寧に紹介したシュローダーがあああっ。うええええん」

 今年の年末。山岸氏と創元さんには、イーガンとか出してビッスンの地位を脅かすんでなくて、こっちを出して欲しかった・・・・。