アンパンマン

 アンパンマンがいろいろ、身近なところでも話題になってるんですが、何故かと思ったら20周年なんですね。
 NHKで特番を見ました。
 わたしが知っているのは70年代のアンパンマン。これはまだ、入手できるんでしょうか。特番で驚いたのは、これのさらに前の初期型アンパンマンがあったこと。ぴちぴちのスーツを着込んだぶさいくでちょっと、メタボな中年がアンパンマン。空を飛べることを覗いてはふつうのおじさん という描写。彼が飢えた人のもとに行っては、食事を、つまりあんパンを与えるという話でした。正義とは、どこにあるのか、何なのか。それは時代によっても、文化によっても違ってきますが、唯一絶対の正義といえるのは飢えた人々に食事を分け与えること。しかし、そんな彼の主義が分からないスーパーマンバットマン(は、版権が…!)は「あんなやつがいるせいでヒーローが低く見られる」と”悪と闘わないヒーロー”をののしるのでした…。
 むー。
 もちろん、今のスーパーマンはそんなことしないです。
 『ピース・オン・アース』というそのままな話もある。
 
 それで。
 うーん、つづきはまた。
 

浦沢直樹 新作

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081009-00000001-oric-ent

 浦沢の新作『BILLY BAT』は、詳細は明かされていないが、『ミッキーマウス』『スパイダーマン』などのアメリカンヒーローを浦沢独自の視点で描いていくという。『20世紀少年』や『PLUTO』と同じく、プロット共同制作には漫画編集者・長崎尚志の名前がクレジットされており、漫画界に革新を与える1作となりそうだ。

 読んでみたのですが、”アメコミ”と”カートゥーン”の要素を抽出した動物擬人化ハードボイルドコミックでした。
 『スパイダーマン』などの方向にはぶれずに、たぶん、このまま、まっすぐ行くのですが、アメコミファンとしては『ブラックサッド』を思い出さずにはいられません。
 
 『PLUTO』も、そうなのですが、海外市場を視野に入れた漫画だというのが、わたしの認識で、これをヨーロッパに持っていくと『ブラックサッド』みたいという意見がたくさん出てくるのでは。
 
 
 補足を。
 『ブラックサッド』はユーロ・コミックですけど、まとめてアメコミ と、わたしは呼んでます。一般的にはどうなのかは謎。
 & 『バクマン』という漫画の連載を追いかけているんですが、わたしには、海外市場を多分に意識した漫画に見えます。そうか。声優と結婚するには、漫画家か作家にならなければいけないのか。いやいや、そんなことはないはず…。あれはでも、ライトノベルを書いて、アニメ化してもらうという方法を模索したら駄目なのかしら。