ナイトライダー

 テンテケテンテケテンテケテケテテ・・・ッテレレー テッテレレー テッテレテッテッテテー♪
 
 ナイトライダーの新しいのが始まって、前編だけ見ました。
 しくしく。
 しくしくしく・・・。
 
 難しいテーマだと思いますけど、いろいろ切り口はあるじゃないですか。
 アメリカには長谷川裕一氏とか銅大氏がいないのかー。
 
 
 長谷川裕一の『ダンクーガBURN』って、ほとんど設定が違うし、共通キャラクタもいないのです。が、ダンクーガになってます。
 じゃあ、なんで、それが成立するか。
 ダンクーガと言えば「やってやるぜ!」。
 これだと。
 作者がそう分析して信じて、やり抜けてるから説得力があるんです。
 そういう手続きが、新しいのにはたらんのですよー。
 
 がくり。
 
 しかも、前半見たトコでは、次元の声優の人による番組紹介とかないし、手前のランプがふおおんふおおおんって、動かないし、片輪走行も、ロケットブースターもないのです。スピードがあがったら、カタカタ・・・って、メータが上がっていく音がしなきゃいかんのですー。
 
 お金がなかったの? 
 CGばかりだったり、カメラワークとか構図とか、俳優とかが妙に安っぽかったりもいただけないです。
 
 でも、やっぱりいただけないのは設定の練り込みが甘いとこですよねー。
 インターネットとGPSの時代にKITTの特性、有利な点、欠点をどのように魅せていくか。そこから、入っていくべきだと思うデスね。
 ここら辺のヒントは、聖先生の『超人ロック』『ファルコン50』に入ってると思います。
 もうね、最初からあの伝説の黒い車、ってことにしちゃう。
 都市伝説として、道路を疾走する漆黒の車が、救世主として語られてる。
 で、それに一般市民が頼る。
 敵の三下は「あんなの都市伝説だろう」とか、なめてくれちゃったり、「ほんとだとしても、今時、そんなスペックで・・・」実際、KITTにしか出来なかったことのほとんどは、他の車にも出来るようになってきてる。携帯電話が当たり前なので、車と連絡なんてのもそこまで、珍しいものではない。
 ところが・・・。
 ところが、そのクラシックなはずの技術に敵さんは、全然 勝てないのです。そこにKITTならではの持ち味が生きてくるんです。
 それが、何かというと・・・。
 
 ごめんなさい、考えてません。
 でもでも、違うデスよ。
 KITTが、地図を出して、「このまま行くと目的地に着くのは何時何分です」なんてのをやっても、ダメダメです。
 
 あと、定番のギャグというのもちゃんと繰り返して!
 「く、車がしゃべった!」って、みんなが驚くのを視聴者は楽しみにしてるのよ。もっと、KITTを持ち上げてくれい!