SFセミナー

 忘れそうなので、テキトにつまみ食い的に先に。
 
 アレックスさんとゲーム・小説翻訳を受けての合宿企画にて。
 質問出したの私だけでした…。
 「会話文・末の三点リーダはどう処理するの?
 『男の娘』みたいなのはどう訳します?」
 上は、カットされるだろうとのこと。
 下は、意味がアレックスさんに通じてなかったみたい。
 
 質問の意図ですけども、上について。
 伊藤氏が黒丸氏のサイバーパンク文体が好きすぎて、その影響が残っているマークなので、残して欲しかったのですけど、どうなりましたか? という質問だったのです。
 『虐殺器官』でもやりたかったけど却下されたとか、ただあの文体に触れたくて角川の電脳惑星シリーズを読んだとか、2chサイバーパンク文体の吉野屋コピペをあげたとかいろんな経緯があっての三点リーダーなので、残して欲しかったのよ という意図込みでの質問でした。
 下の質問は、ハヤリ言葉とか、ニュアンスを残しにくい言葉をどう訳すのか知りたかったというまあ、やじうま根性であります。空気読まなくて、すいませんでした。
 
 昼の企画で配布されてた『ハーモニー』はすごかった。”生府”なんてどう訳すのかと思ったら、administrator+medicalを混ぜた造語になってました…、たしか。記憶に頼ってます。
 ほかの人の訳ですが『仙術超攻殻ORION』とかは、原文のニュアンスがなかなか残せなくて大変だったみたいですけど、こっちの『ハーモニー』はすげえですよ。
 ただし『Harmony/』のスラッシュは削られるみたい。
 なくても大丈夫だろうというのと、書店で困っちゃうみないたお話でした。
 あのスラッシュマークは、向こうの同人世界では、「田中×鈴木」みたいなときに使うマークなので、それも敬遠された理由みたい。
 
 
 
 
 かつての日本SF→海外での翻訳は、翻案だったり、翻訳者ではなく、作家が、しかも訳す という名の下に作り替える方法がまかり通っていたので、どこまでも透明になって原作者の意図を伝えようとするアレックスさんたちの活動はとてもステキでした。
 でも、もうからないみたいで大変そう。
 翻訳家アメリカでは、ほとんど印税が見込めないとか言ってましたよ。
 
 
 
 以下、覚えてれば、秋SFや4人の新人評論家爆発の話なども。