darker than black

 漫画版、2巻まで読みました。アニメの方はほとんど観てなかったのでまだいろいろと謎です。
 契約者の意味がようやく分かった程度です。
 SFファン交流会にてY氏だったと思いますが、「darkerなんて言葉はありません。dark、darker、darkest というのはよく言われるジョークです」と言われてフムフムと納得した私。
 
 最近、この表現に触れる機会が多かったのでいろいろ考えておりました。
 そのひとつが『ジョジョの奇妙な冒険』の外伝、岸部露伴ものの最新作。黒よりももっと暗い色で描かれた絵というのが出てきます。『学校怪談』にも同じような趣向の絵が出て来てます(これの正体というのは・・・)。
 初めて、耳にしたときに思い出したのは『新しい太陽の書』の主人公、拷問者セヴェリアンが身にまとう黒よりもくらいという煤色のマント。
The Book of the New Sun - Wikipedia
 ウィキペディアで調べるとそのものずばり

He is also allowed to keep his Torturer's cloak, which is fuligin, "the color that is darker than black."

 と、出てきます。
 ジーン・ウルフ先生なので言葉遊びなのかなと思ったのですが、鏡明の『二十世紀から出てきたところだけれども〜』終盤に紹介されたジャック・ウィリアムスンの本に『Darker Than You Think』というのが出てきます。とすると、darkerという表現はさほど珍しいものでもないのかも。それともケルベロスに見られたような内輪向けのネタなのかしら。
 amazonでdaker than、で検索しますとmidnidght、the storm、the deepest seaなどの言葉が続き書籍がひっかかります。
 
 
 それで、この題名をつけたのは誰かということです。
 グラヴィオンのエピソードタイトルに、「重力の使命」とか「重力が衰えるとき」何てのをつけたのは誰? みたいな感じで気になります。誰、誰なの? 先生、怒らないから前に出なさい。