たべたり、たべられたり

 イルカさんは、たべものです。
 
 
 ふむー。
 イルカさんが、シャチさんが、クジラさんが。
 ・・・この分け方はダメかしら。
 とにかく、そのような分類に近いものが活躍する話をぼうっと思い出しておりました。
 
 
 
 国内では 。
 山下いくと『ダーク・ウィスパーズ』にはサイボーグ シャチがでてきたと思います。
 サイボーグ イルカさんは、『トップをねらえ!』に出てきてます。
 クジラさんは、銀河ネットワークで歌ってます。
 他にもティコという少女を見守ったり、潜水艦の艦長と仲が良かったりする神様的なクジラさんもいます。
 
 
 海外では。
 『スタータイド・ライジング』はイルカさん大活躍の冒険SF。
 ジョナサンというのはクジラさんの名前? いや、一緒にいる人かしら。
 口伝で、伝説を伝えたりするクジラさんもいました。クラークさんです。
 中に人が暮らしてるクジラさんもいます。あれは食べられてたかしら? 『時間的無限大』とか書いた人がそんな描写を。
 ソウヤーさんもクジラについて、1行くらい、作中で触れてた記憶がありますねー。初期作品の方だったかと。
 
 
 
 ・・・うむ。あまり、食べられるクジラさんていませんね。
 
 
 
 
 『ヒーローズ』のチアリーダーさんが反捕鯨活動家として有名なのですが、関連記事を読んで、そこら辺を思い出してたのですよー。でも、チアリーダーさんが、実際になんと言ってるかは調べられませんでした。すいません。そこが重要でそこを読まないと批判できないので保留中です。
 
 
 
 
 逆に。
 知性があって、食べられるものを脳内検索してみたり。
 
 
 三国志の奥さん と、それに似て たき火に跳び込んだウサギさん。
 藤子不二雄でのビフテキ的な位置の少女。
 
 みたいな人格を思い出しまする。
 
 
 
 ターザンさんは、倒した獲物は食べてたんですけど、人間だけはなんとなく食べません。
 
 でも、同じ作者の月での冒険物語を斜め読みしたら・・・、亜人を食べる描写があったような。
 
 
 
 ジャングル大帝のレオは髭おやじに食べられ、三つ目が通るの写楽くんは、親友でペットだったドードー鳥を食べちゃいます。
 
 ディックでは、ブタさんみたいなのが出てきて、知性があって、しゃべるんですがおいしい。でも、食べられたあとは、捕食者の知性を乗っ取ってしまいます。
 
 
  
 
 こうしてみると、知性のあるものを食べる話はいろいろあるのですが、クジラ類を食べる海外ものの映画や小説というのは知らないです。
 クジラと知性の話に、そもそも因果関係があるかどうかも怪しいのですけども。
 
 
 
 ああ、そうだ。
 さっきのあれ。
 『天の筏』です。あれにクジラ的なものが出てきたはずです。
 重力定数が10億倍なので、思春期の少年は、巨乳の女性が近づいてくるとその胸の量感を感じることができてどぎまぎできますよという大変重厚なハードSFだった気がします。