Deliver Us From Evil

 「松嶋×町山 未公開映画を観るTV」(TokyoMXテレビ)で見た映画。
 これももう見れない映画なので、ざらっとオチまで解説。
 後半しか見れなかったのですが…。
 
 
  
 司教が少女に対し性行為を行ったということで、訴えられる。
 その人物を知っていた人々は彼をかばおうと懸命に活動するが、実は司教は過去にも同種の事件で訴えられていた。
 急に不安になった支援者の家族が、自分の娘に聞いてみると、自身の家族もおそわれていたことが判明する。
 次々と被害者が明らかになる。
 が、事態はこの司教の問題にとどまらなかった。
 アメリカで次々と被害報告があがったのである。
 いや、アメリカだけではなく、世界中で…。
 
アメリカ西海岸テレビ&映画徒然日記:Deliver Us from Evil (2006) - livedoor Blog(ブログ)
 こちらのブログで数字があげられていますが
 

ちなみに、米国では、4万2千人の聖職者のうち、約3000人(!!!)が性的虐待で弾劾されているそうです。(最も有名なボストンのJohn Geoghan神父の場合は、刑務所で服役中に、受刑者によって殺害されました。)賠償金総額もここ5年ほどの間に$350M!!!(賠償金が払えないで破産に追い込まれた教区もあるのです!)犠牲者の数も、過去40年間で1万5000人という報告もあれば、25年間で10万人以上という報告もあります。

 後半数字が出てくるんですが、私はメモをとってなかったのでこれを頼りに。
 4万2千人中3千人ということは、約7パーセント。
 被害を受けながらも報告していないものもあると考えると、もっと多いはず。
 例えば1クラスが40人の司教のクラスがあると想像してみると、そのうち3人がレイプ犯という計算。
 
 ううむ。
 ここから先はうろ覚えですが、被害者は少女だけではなく、むしろ少年の方が多かったような…。
 
 ここで出てくる司教も、少年時代に兄に犯され、その後、自分の妹を相手にするようになっていく という経過があると、後半で明らかにされます。番組後の解説では、司教はその後、教区を変わり、さらには行方不明になってしまったとあります。
 
 
 
 この事件、今どうなってるのか詳しく知りたいです。
 ほぼ、内容を忘れかけてたのですが、東氏のツイッターでのエロマンガについての発言を見て、思い出した次第。
 
 これはでも、どういう問題なんだろう。
 どのような集団にも5%以上の性欲を抑えられない人が必ずいるということなんでしょうか。聖職に就くということを若い内に選んでしまって、成人女性を性の対象として捕らえられなくなっている というのが、町山氏の解説でした。
 結婚を許す制度に変更したら解決するのかしら(これは、映画での視点ですが、見てるとつじつまが合うような気がしてきます。)。
 
 
 東京都青少年の健全な育成に関する条例についての総務委員会の日程は、3月18日 とのこと。