SFセミナー

 ちょっと戻って。
 
 山岸真・全仕事での話だったと思うのですが、『ニューロマンサー』の出版というのが、当時 早川書房・入社三年目だったある人物の仕事であったという情報が明かされました(新卒というニュアンスで聞きました)。
 ここで、その編集というのが、今の誰それである…ということまで伝えられたのですが、忘れてしまいました。
 重要な情報だったらしく、
「これ、明かしていいのかな?」
「うーん、今ならもういいんでは」
と、いう会話がSFの偉い人の間で話されていました。
 
 ふむー。
 
 私にとってのハヤカワSF黄金期はこの時期。
 ひとり編集者の能力だけではなく、世間の時流的なものもあったと思いますが、ジーン・ウルフが出て、モナリザがあのスピードで出て、カルヴィーノがローダンと並んで平然と売られていたというのが、その編者の働きによるものだったとしたら、すごい。や、違うかも知れませんが。
 
 で、結局、誰だったのかしら。