ホームズとわたしと

 うむ。
 『荒野のホームズ』を買おう。
 
 わたしのホームズ経験を。
 最初は少年もので、新書のような形をしていたのを手に取ったと思います。が、あまり面白くなかった。ホームズを読むのはすぐにやめて、『少年探偵ブラウン』、『マガーク少年探偵団』、ポプラ社のルパンと少年探偵団ものを読んでいました。
 
 途中で、ポプラ社の「銀星号事件」か何かも読みましたが、このときは、違和感を覚えたようです。短編のはずなのに何故こんなに厚いんだろう? とか、そういうことだと思います。
 その後、創現版か新潮版を読むか、その前に東山あかね小林司のホームズ解説本(小中学生向け)を読んで、本編への興味を抱いて再挑戦したはず。ああ、小学*年生という雑誌の付録に、「まだらのひも」があったような気もしますね。これもきっかけかも。
 
 スピルバーグのホームズが映画館で上映される頃には、多分、半分以上は読んでたはずで、これ以降、スタッフロールは最後まで見なければいけない と固く誓いました。
 ジェレミー・ブレットと宮崎アニメホームズは、ほぼ同時期に見た気がします。10の怪事件もこの頃かと。
 そのあとに『〜ホームズの災難』を読んで、ミスアドベンチャーって、災難という意味なんだ という誤った知識を身につけました。そうそう、ワトスンが女性というネタのも読んでます。
 
 『漱石事件簿』が多分、高校生の頃。
 そこからしばらく、ホームズものはあまり目にしなくなった印象。
 今世紀になって、また急に増えてきた感じです。
 いまのところ、読んだホームズものはほとんど、外れが無く、どれも楽しい内容でした。唯一、バトルホームズだけは、購入したのはいいものの、あとがきとイラストで投げ出してしまいました。
 
 ホーカも捨てがたいですが、お気に入りはソウヤーとニール・ゲイマンのホームズ。
 
 ミステリジャンルの人はあまり、ご存じないと思うので、今回のイレギュラーズの出版は、ファンとしては非常に嬉しいのでした。
 
 
 思い出しました。ポプラ社の『奇岩城』を読んだことも、理由のひとつです。あの後、ホームズはちゃんと正伝で塗り変えられて、ちくま版の注釈付きで上書きをして仕上げました。
 ただし、ルパンはいまだに南洋一郎版のままで、更新されていません。