本の雑誌

 いろいろ楽しい話題がいっぱい。『童夢』って、でも泣ける話でしたか。立ち読みしかしたことがない。今度、買ってきます。アメコミと本格推理の合体とおぼしき作品というのは気になります。
 
 
 『太陽の中の太陽』、書評がでてるかと思いましたが、さすがに早かったようで、まだ載っていませんでした。
 新刊紹介の方では名前があがってましたが、そうか、膜があるので空気が漏れず、自由に行き来できるんですね。
 表記は何故か『太陽のなかの太陽』と開いてあります。こっちが正式名称かしら。
 

エルフ.17 (Volume6) (CR comics)

エルフ.17 (Volume6) (CR comics)

 アニメにもなった山本貴嗣出世作。シュレイダーの話を聞くと、これのラストエピソードを思い出します。
 以下、ネタバレです。
 銀河帝国の依頼を受けた、主人公達はある星の調査に向かいます。
 そこは、太陽が石炭で出来て燃えています。
 なぜ、宇宙空間で燃焼できるかというと、周囲に大気が満ちているため。バオバブの木が回っているのです。
 そして、星に降りてみると、そこは魔法が使えるという異世界。しかし、世界はバランスを崩し滅亡の危機に瀕しています。主人公達はその謎を解くために進入し、ついにその世界がコンピュータによって作られた人工世界で、その不調が原因だったことを突き止め…。
 
 こんな話だったと記憶しています。人造の世界うんぬんは描かれることなく、雑誌の休刊でこの続きは描かれていませんが、再録版かなにかで、その設定が明らかにされています。
 
 ちょうど、シュレイダーの『ベンタス』を思い出させる設定。
 これに、ちょっと『太陽の中の太陽』が混じっているような。
 
 『太陽の中の太陽』は、人工太陽があるというのですから、自然発生的に出来た世界ではないということは明らかなわけです。
 そこをどう語るかが見所と期待しつつ待っているのですが、シリーズですから1巻では明かされないのでしょうなあ。