NHK新番組「だんだん」
まさか、出雲が舞台のテレビドラマがこのタイミングで放送されるとは思わず、大変なショックというか、そのう、ダメージを受けてしまいました。
その理由は、あちらに書いておきましたが…。
さて。
らいでんの紹介です。
- 作者: 塚脇永久
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2008/09/08
- メディア: コミック
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デーモン小暮閣下 激賞! の文字がまぶしい。
お話は2部構成。
現代(2008年)最高の格闘家 といわれるオランダ人のファイターが、「史上最強の男」に興味を持ち、日本を訪れる…。
という現在の部。
もうひとつは、その史上最強の格闘家 雷電の若き日を描いた 江戸時代の部。
これらが、交互に語られます。
舞台は江戸から、後に雷電が所属したという島根県の松江藩(出雲地方)に移ります。
ここには、松江文化のいしずえを築いたと言われる松平不昧公がおります。
時代があってるんでしょうな。
この7代目藩主は、名君として知られて…るというのは、わたしの勘違いで、どえらい趣味人だったようです。最近、有名なあの茶器にうつつをぬかす人の漫画がありますが、あれに近いところがあって、財政難から立て直したと思ったら、この人が高価な茶器をがんがん買ってあっという間に財政が傾いたという…。
でも、結構な文化人だったことは有名で、地元の人は お茶の好きな大名でしょ? くらいのことはたいてい知ってます。
ですから、イメージとしては、政治が駄目だが、文化には理解のある教養人というイメージ。
その方が、この漫画にも出てくるんですが
い、いかん!
その描写は斬新すぎる。
どうみても悪人です。
今すぐ、殺ってしまうべきです。
ああ、ほら。
ほっとくから、こんなことに!
ノリノリです。
「殴り! 蹴り! 命を奪い合う 古流相撲の横綱ッ!
屍の山に立つ 喧嘩の横綱だッ!」
このままでは、松江に、ガンダム・ファイターが集結してしまいます!
ちょっと、最近のバキは違うんじゃないの? というような方は是非、お読みください。
松江・出雲地方の方は…読まない方がいいんじゃないかな。
今井書店も武田書店も園山書店も、うっかり棚に並べないよう、気をつけましょう。
史実に、正しい部分も結構 組み込まれてますし、伝奇的な要素、謎解き(現代とどう絡み合うか など)などなど、注目の1作です。