シュレディンガーの妻は元気か
シュレディンガーときくと、いまだに「空前絶後」+「食前食後」みたいなタイトルのライトノベルが思い出されてしまうみなさん、こんにちわ。
シュレディンガーの妻は元気か (1) (バンブー・コミックス)
- 作者: 中島沙帆子
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2008/08/16
- メディア: コミック
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- 作者: 中島沙帆子
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2002/07/06
- メディア: コミック
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作者はオタク娘の生態を描いた4コマ漫画で有名な方です。
このひとが、実生活をほとんどそのままに、ややフィクションよりにして描いたのが本書です。
森博嗣 の奥さんの視点で4コマ漫画化して描かれた『水柿助教授』シリーズといえば、当たらずとも遠からず。
4コマ形式で描かれた『ダーリンは外国人』の理系旦那さんバージョンでもよいかも。
題名は作者の旦那さんがつけたらしいのですが、もともとはあの橋元淳一郎先生の『シュレディンガーの猫は元気か』から来てるのだそうです。「実録:シュレディンガーの妻は元気か」という書き下ろしも何編か入っています。
ちなみに。
実録編のタイトルは
「900人のシュレディンガー」「シュレディンガーの長い午後」「シュレディンガーの三つの聖疵」「伝道の書に捧げるシュレディンガー」「愛はさだめ、さだめはシュレディンガー」
そういえば。
「私が浮気したらどうする?」と訊かれ、瞬時に「別れる」と答え、「え?」と呆然としてる相手が「奪い返そうとかそういう考えはないの」とまくしたてるように重ねて問うてきたので「浮気をするようなメンタリティの人と付き合えるとは思わないし、いずれにしろ長続きはしないだろうから、早く別れる方がお互いにメリットがある」と、答えたもののほんとに長続きしなかったという話を友達がしてました。
旦那さんの考え方の方が、しっくり来ます。
たいへん楽しく読めたのですが、残り1/5になって、新キャラがふたり参加してきて、キャラものの傾向が強くなってきました。出来ればそうなりませんように。