見えぬ手の殺人
カー短編集3を読んでます。
1本目「パリから来た紳士」は、何度読んでも楽しい。
ところが2本目「見えぬ手の殺人」は、一転 なんだこりゃといいたくなるような珍作。タイムリーなネタではあります。
「妖魔の森の家」(妖魔=ゴブリン)が、「パリから来た紳士」と並ぶカー短編の代表作という話なので、そろそろ読んでみようと思います。ところで、『贈る物語』のハードカバー版は背表紙が割れやすくていけません。
「パリから来た紳士」は、トリックというか、ヒントの中にメタ視点でのものがあるように思うのですが、これは当時としては珍しいのでは。『火刑法廷』はたぶん、また違うんじゃないかと考えているのですが、未読であります。