ゲームの本
- 作者: 横井軍平,牧野武文
- 出版社/メーカー: アスキー
- 発売日: 1997/05
- メディア: 単行本
- クリック: 207回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
- 作者: 宮昌太朗,田尻智
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2004/03/06
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 36回
- この商品を含むブログ (31件) を見る
『ヨッシーのたまご』は田尻持ち込みの横井プロデュースと言うことでいいのかしら。
前者にも後者にも「枯れた技術の平行思考」が再三出てきます。
バーチャルボーイ失敗についての思いも書かれていて、なかなか読み応えあります。
へえ と思ったエピソードをいくつか。
ゲームボーイを作った時点で、必ず真似をしてしかもカラーにしてくるメーカが出てくると予想していたとのこと。後にセガがそういうゲーム機を出してきたとき、してやったりと喜んだそうな。
また、当時発表された漫画で、そのゲームギアが「フルカラーで回転縮小拡大できるんだぜ」ともりあがりゲームボーイがしゅんとしてる・・・が、すぐにゲームギアがしゅんとしてしまい、「どうしたの」とゲームボーイが聞くと電池が切れていたという・・・のがあったそうな。この漫画を見て、横井氏はさらに大喜び。これを机の横に飾っていたとか。これ『セガのゲームは世界一』のことですよね、きっと。
アメリカにファミコンが進出するとき、すでにアメリカでは家庭用ゲーム市場はぼろぼろで死に絶えていたとか。そこで、ゲーム機ではなく、家庭用エンターテイメントマシーンと言うことでロボットを同梱して売り出したところ、ヒットした。なので、NES つまり ニンテンドー・エンターテイメント・システムなのだ とか。
SCEがコンピュータ・エンターテイメントというジャンルにこだわって、ついにPS3にたどり着いたこととか、横井氏が事故で独立後すぐに亡くなったこととか、ここら辺は全10巻くらいのゲーム業界攻防記という小説にして書いたら面白いんじゃないでしょうか。任天堂の会長が生きている間に出すと、もっと面白いかと。ゲーム業界も第一世代の人がぼちぼち亡くなられたり、後進に席を譲ってますので。
ところで、最近またピンボールゲームにこっているのです。KAZeのAKIRAなんて知らなかった。
で、いろいろ調べてたら出てきたのがこんな日記。
> コンコルド量産 17 号機建造中:SCEA 恐るべし
去年年末の日記。やー、ビルバッジ、SCEAで働いてるのかしら。びっくりです。ピンボール・コンストラクションセットで大ヒットを飛ばし、一時代を築いたと言われるお方。いまいくつなんだろう・・・。何をやってるのか、興味津々。
そうそう。軍平氏の本はamazonで4万円以上しました。今はようやく3万円。図書館で借りてきて読みました。