うつろわざるもの 宮部みゆきのネタバレを含みつつ
カプコンのRPG『ブレス オブ ファイア?』は、名作の誉れ高いゲームです。しかしながら、私にとっては、戦闘が面倒くさく、わずらわしいゲームでして(スーファミ時代のドラクエの頃からこの思いはあり、それはFF12までほとんど解消されませんでした。)、クリア出来なかったのです。
この度、漫画になったということでようやく、話の続きを知ることが出来ます。
絵も、話運びも文句のない出来映えでした。
純粋にゲームの漫画化という点では100点満点です。
オリジナル要素があまり盛り込まれていないのですが、それは欠点ではなく、純度を高めています。
ブレス オブ ファイア IV PlayStation the Best
- 出版社/メーカー: カプコン
- 発売日: 2002/09/12
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログ (7件) を見る
それで、ふと、思い出して、『Terror』を手にとってめくってみました。
これは、宮部みゆきが初めて編んだアンソロジ−。
オーソドックスな作品が多く、3つの願いの話で有名な「猿の手」なんてのも収録されています。
この中に、2ページだけ、フルカラーのページがあります。
ここだけ、絵も入っているのです。
それはなにかというと、『ブレス・オブ・ファイア』の攻略本からキャラ紹介ページを抜き出しただけのものなのです。
何の予備知識もなく、パラパラとめくって、それを見つけたときの衝撃!
北村薫のアンソロジー(宮部みゆきも解説に参加。吾妻ひでおイラストの『ひでおと素子の愛の交換日記』が収録されていたり・・・)のあと、『ICO』の前に、この本は出版されています。
そういったことも思い出し、しみじみ「なるほど」と嘆息した次第。
『ICO』とノベライズで思い出しましたが、『絶対可憐チルドレン』を三雲岳斗が書いてました。『げんしけん』ノベライズ以来の意外性。
贈る物語 Terror みんな怖い話が大好き (光文社文庫)
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/12/07
- メディア: 文庫
- 購入: 7人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2002/11/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 4人 クリック: 417回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2004/08/05
- メディア: Video Game
- 購入: 3人 クリック: 137回
- この商品を含むブログ (219件) を見る