クラーク

 某氏のmixi日記を読んで。
 
 『楽園の泉』は何度も挑戦して、断念している本の一つです。
 話がない。
 軌道エレベーターを作りますよ、と。それで、事件が起こり、一人の男が成長して、という普遍的な構成ではなくて、いろいろなエピソードだけをつなぎ合わせたような印象でどうにも退屈だったのです。そして、まだ読み終えていない(ような気がします。)。
 
 野田元帥が、退屈な本だ といってた記憶があり、その影響かもしれません。
 調べてみましたところ『愛しのワンダーランド スペース・オペラの読み方』にその記述が見つかりました。
 「アイデアにのめり込むと危ない・・・」の章です。
 

 ところが、クラーク本人がセイロンに”のめり込み過ぎて”いる為に、伏線が伏線以上に重くなってしまう一方、肝腎のストーリーである宇宙エレベーター建造という壮大なアイデアが生まの(原文ママ)アイデアだけに止まっていて、こちらはその面白さへいまひとつ”のめり込めない”のである。
 クラーク本人は、そんな自分の”のめり込み具合”に満足している気配が強くて、私のような読み手はそこにも苛立ちを感じてしまうのである。
 (中略)
 要するに、詰まらない話になってしまったと私は思う。